TDA7293デュアルアンプの製作 −その15−

おはようございます、Tomです。今朝は、比較的暖かな朝です。しかも今週の週末は雨の予報でしたが、曇りに変わり、どうやら雨だけは避けられそうです。これで花壇づくりも進められますね。

さて、毎日少しずつ実施しているTDA7293を使用したパワーアンプですが、そろそろ終盤になってきました。昨日のレポートでは、お友達のkamaさんから頂いた抵抗で出力のフィルターを挿入し、その後、電源のノイズフィルターの抵抗を削除して、ある程度のところまで追い込みました。しかし、まだ低音のブーミーさが気になります。今日は、そこを追い込みます。

1.ああ〜、勘違い・・・・・。

パワーアンプの中で、電源はとても重要ですが、音を一番左右させるのが入力のカップリングコンデンサです。これまで、kamaさんから頂いた水色の1.7μFのフィルムコンデンサでは低音が出すぎるので、Tomの手持ちの秋月の1μFに変更したとレポートしました。1μFに変更しても低音が出すぎるので何だか変だな〜と思って、良く見てみたら、これは、秋月の1μFではなく、このキットについてきた2.2μFではないですか?これでは音に変化がないのは当たり前です。
すかさず、このコンデンサは取り除きます。

秋月の1μFは、こちらのグリーンのフィルムコンデンサでした。
ああ〜〜勘違い・・・・・。(懐かしいフレーズですね。)
実は、最初にkamaさんのコンデンサ、そして、折角だからaitendoのコンデンサも試してみて、最後に本命の秋月のコンデンサを入れる予定でした。すっかり忘れていた。

このコンデンサに交換します。

とりあえずなので、仮半田です。

2.試聴

試聴してみると、低音がスッキリして来ました。でも、まだ目的の音になっていません。今度は少し、細く、硬くなってしました。これではLINNのLK-100の様で、面白みに欠けます。

3.以前作った回路を思い出す

そういえば、入力の抵抗もキットの値と違っていたのでは?という事を思い出しました。
aitendoのキットでは、2.2μF×22kΩのの組み合わせ。しかし、前回Tomが採用したのは、1μ×47kΩという組み合わせです。今回カップリングコンデンサを1μFしただけなので、時定数が半分になり、ハイパスフィルターのカットオフ周波数上がってしまいます。なので低域が少なくなったのでしょう。なにせ10カ月ほど前の事なので、すっかり忘れていました。ここは重要なので、しっかりと記録しておきましょう!

ちなみにこの回路は、このリンク先から引用させていただきました。
大変参考になりますので、皆さんもご覧ください。

http://www.diskdig.com/annex4/audioAMP3.pdf

1)22kΩの抵抗
これが、入力の抵抗です。

2)アンプをバラす

この抵抗を交換するためには、GND線と電源を取り除く必要があります。でも半田付けしていないので、割と短時間で行えますね。

3)47kΩの抵抗を取り付ける
まずは、22kΩの抵抗を取り外します。

そして、47kΩの抵抗を半田付けします。

これで、OKです。

4.試聴

これで、おそらく現在Tomが聴いているアンプとほぼ同じ音になっているはずです。
さっそく、試聴してみましょう!

おおー!ほぼ同じ音色になりました。
明かりを少し暗くすると、さらにいい感じで鳴ってくれます。
大成功!
というか勘違いの修正ですが・・・・。まっ、結果オーライでいいでしょう!
後は、GNDをさらに固めて、ケーシングですね。
先が見えてきました。
楽しみです!