CROWN パワーアンプ PS-200の修理 ーその6ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は晴れたり曇ったりの天気でしたが、最高気温はなんと13℃まで上がりました。明日は一日晴れますが、最高気温は9℃止まりだそうです。何だか複雑ですね。
さて、今日の話題も連日続いている『CROWN パワーアンプ PS-200の修理』の記事です。今日はその6です。
昨日の記事では、OPアンプの前後の信号で切り分けをしようとしたら、OPアンプがおかしい事が判りました。そこで昨日ネットでOPアンプを注文しました。今回は部品が来るまでの修理として、メイン基板の電解コンデンサを全て交換しました。

1.修理中のPS-200
これが現在修理中のCROWN PS-200です。

2.メイン基板の電解コンデンサの交換
OPアンプが来るまで電解コンデンサを交換しておきたいと思います。
このメイン基板は大きな熱の発生箇所がありませんので、容量抜けの心配はありませんし、これが発振の原因ではないと思いますが、今後10年間使用するための策として、電解コンデンサは全て交換します。

1)メイン基板の電解コンデンサ
メイン基板の電解コンデンサは下記の2種類で部品点数は7個です。

 ・ 4.7μF100V ✖6個
 ・ 100μF25V ✖1個

2)CH1の電解コンデンサ(4.7μF✖3)の交換
まず右側のCH1のエリアから交換を行います。

3)取り出したコンデンサの容量確認
取り出した電解コンデンサは一応容量の確認を行います。

取り出した電解コンデンサは多少容量抜けがあるものもありましたが、殆どが誤差範囲内でした。

4)新しい電解コンデンサの取り付け
Tomの電解コンデンサは基本的に耐圧50Vにしています。これは、50V品なら値段も大きさもさほど変わらなく、大は小を兼ねる方式で、50Vに統一することによりストック部品も少なくなるからです。しかし、今回の4.7μF6個はなんと耐圧63Vです。
Tomの保有部品にはありませんでしたので、お友達のKamaさんに電話すると・・・・『160V品ならあるよ~。』という事でしたので、会社の帰りにKamaさんの家に立ち寄り、部品をバーターで交換しました。バーター条件は、Kamaさんに4.7μF50V
を差し上げるという条件です。

メイン基板の右側3ヶ所に半田付けしました。

これでCH1の電解コンデンサの交換は終了です。

5)CH2の電解コンデンサ
CH2の電解コンデンサは、下記の通りです。

 ① 4.7μF63V✖3
 ② 100μF✖25V✖1(チャンネル共通)

6)電解コンデンサの取り出しと容量確認
電解コンデンサを取り出し容量を確認します。

100μFがこれです。

CH2の電解コンデンサも殆ど容量抜けはありませんでした。但し、今後の事を考え交換を行います。

7)CH2の電解コンデンサを設置

これで、CH2の電解コンデンサの交換が終了しました。



これで、メイン基板の電解コンデンサの交換は全て終了しました。
明日はOPアンプが到着すると思いますので、いよいよ故障の中心部にメスを入れます。
明日をお楽しみに!