Panasonic オーディオアナライザの修理 -その3-

こんばんは、Tomです。Tomは昨日から今日にかけて神奈川と東京に出張してました。今日の東京は晴れたり曇ったりで、ほどほどの暑さでしたので良かったです。

さて、今日の記事は、出張前に書いたPanasonicのオーディオアナライザの修理の続きです。前回は、下記のメインボードを取り出した所まででした。今回はパターンの切れ具合を確認します。

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1.腐食部分のレジストをはぎ取る
これが腐食した部分です。
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この腐食した部分のレジスト剥ぎ取ります。はぎ取るのは1000番の水ペーパーです。

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これを小さなクランプに付け、軽く磨いてゆきます。

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あまり力を入れないようにね。
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はがれるとこんな感じで、パターンしっかり見えてきます。

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この方法は、LINNのKAIRNの修理をしたとき、Tomがあみ出したものです。

基板の裏側も同様に削ります。

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2.マイクロスコープでパターンの切れ具合を確認する
マイクロスコープを使用して、基板のパターンの切れ具合を確認します。
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1)表面
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2)基板の裏面
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やはりパターンは数か所やられていますね。
次回は、怪しい部分をテスターで導通チェックし、NGの部分にジャンパーを飛ばします。
お楽しみに!