こんばんは、Tomです。今日は比較的天気が良かったのですが、夕立ちがあり、土砂降りになりました。先週末車を洗わなくてよかった~。明日から1週間はお天気が続くようです。
さて、今日は久しぶりに修理ライフに戻ります。
今日の記事は先日から実施している『LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン7』で-その4-となります。前回の修理でMONO/STEREOの切り替えは直ったので、今回はコントロールパネルのバックアップ電池の交換と電解コンデンサの交換です。
1.バックアップ電池の取り外し
バックアップ電池は液漏れし、基板を腐食させています。そこでこの電池を取り除きます。
1)基板の取り外し
2)バックアップ電池の取り外し
これで、バックアップ電池による、基板の腐食は防げますね。
2.電解コンデンサの除去
次いで、古くなった電解コンデンサを取り外します。
3.基板の洗浄と腐食防止
バックアップ電池と電解コンデンサを取り除くと、基板はそこそこ腐食していることがわかります。でも、今までの物とは比べのとはならないくらい軽度です、
1)基板を洗浄します。
2)腐食箇所を削る
次に、パターンなどの腐食箇所を精密ドライバーで削り取ります。
3)レジスト
削った個所が錆びないように、ニスでレジストします。
これで、パターンの腐食は止まると思います。
4.電解コンデンサの交換
電解コンデンサを取り付けます。Tomは、LINNのKAIRNの修理のために、22μF50Vと220μF50Vの電解コンデンサを沢山常備しています。
これを取り付けます。コントロール基板は、ほとんどが22μFです。
ここも交換します。
1個だけ3.3μFがあります。これも交換です。
5.新しいバックアップ電池の設置
最後にバックアップ電池を取り付けます。
バックアップ電池は、メンテナンスが簡単なように、単4のニッケル水素に変更し、基板が腐食しないように、コントロール基板ユニットの外に取り付けます。
これで、コントロールパネルユニットのメンテナンスは完了です。
次回は、メイン基板の電解コンデンサの交換です。
お楽しみに!