2インチウッドホーンスピーカーの製作 -その16-

こんばんは、Tomです。今日は、ほぼ一日晴れ。最高気温は28℃以上になりました。今夜未明から天気が崩れ、土日は雨の様です。
さて、今日は4連休の2日目。昨日に引き続きホーンスピーカーの仕上げの記事です。
今日はその2で、ホーンの内側の塗装の仕上げ、側板の落とし込み+ダボ打ち、FINの取り付け、組付けの話です。

1.ホーンの内側の塗装の仕上げ
昨日、プライマー処理の後、ウレタンニスを3回重ね塗りを行いました。今日はその続きです。

1)800番の紙やすりで研磨
昨日から一晩乾燥させ、ウレタンニスはしっかりと固まりました。
そこで、平滑にするために、800番の紙やすり(水ペーパー)で研磨を行います。

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キッチンタオルで水分と研磨のカスを拭き取ります。

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2)仕上げのニス塗布
最後に仕上げのウレタンニスを塗布します。

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これで、だいぶピカピカになりました。

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2.側板の落とし込み加工とダボ打ち
ホーンの下部と側板はもう固定しても良いので、側板に落とし込み加工を行います。

1)ダボ打ちの為の落とし込み
タッピングビスが表面に出ないように、落とし込み加工を行います。この加工には、これが便利。

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刈り止めされていない3つの穴に落とし込みを行います。

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2)ダボ打ち

そして落とし込みをした場所にタッピングビスを打ち込みます。

最後に刈り止めのタッピングビスを外し、そこに落とし込み加工を行い、タッピングビスを打ち込みます。

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これで、位置を動かすことなく安全にすべての落とし込み加工と下側のホーンの完全固定が出来ました。

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3.ダボ打ち
落とし込み加工した場所に、ダボ(φ10mm)を打ち込みます。

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ダボをのこぎりで切断すればOKです。
これで、タッピングビスの頭は綺麗に隠れました。

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4.FINの取り付け
下側のホーンの加工は終了したので、今度はFINを取り付けます。FINはホーンの内側と並行して塗装を行っていました。
後は、最終仕上げです。

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1)垂直仕上げ
先日刈り止めした時、一部でFINが斜めになっていた部分がありましたので、ベルトサンダーで古い両面テープのカスの除去と一緒に垂直仕上げをします。

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きちんと垂直になっているか?とホーンとの接触面を1つひとつ確認しながら仕上げます。

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2)取り付け位置のマーキング
次にFINを取り付けます。
仕上げ塗装をしたので、取り付け位置が見えにくくなりましたので、再度型紙を用いて、取り付け位置のマーキングを行います。今度は鉛筆が使用できないので、タッピングビスで印をつけました。

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3)取り付け
FINに両面テープを貼り、ホーンに取り付けます。

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4枚のFINが取り付きました。

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5.上側のホーンの組付け
上側のホーンを組付けます。

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こんな感じです。以前よりも光沢が出て、高級感が増しました。

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6.隙間にパテを注入
ホーンスピーカーの製作は結構難しいので、どうしても側板とホーンの間に隙間が出てしまいます。
そこで、そこにウッドパテを注入します。

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後は指でパテを押し込み、最後に余分なパテをスクレーパで取り除きます。
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後は、明日迄乾燥させます。

7.ホーン内部をプロテクト
明日は、ホーンの外側の研磨、砥の粉塗り、オイルスティンなどの加工を行いますが、折角綺麗に仕上げたホーン内部に研磨した時の削り粉が入るともったいないので、新聞紙でホーン内部をブロックします。

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これで明日の準備は完了です。
明日は、ホーン外側の研磨と塗装工程です。
明日は雨の様ですので、塗装は乾きにくいですが、ホーンスピーカー製作に集中できますね。
お楽しみに!