MICROのレコードプレイヤーの修理 -その1-

こんばんは、Tomです。今日の朝は霧雨でしたが、日中はものすごく晴れて暑くなりましたね。今日は台風9号が日本の宮城の脇を北上したのでTomの耳鳴りは、ギンギンなっていました。
さて、先日TomのFBのお友達のお友達からレコードプレイヤーの修理を承りました。

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これは、40年前のMICROのレコードプレイヤーです。そして、このプレイヤーは電源を外付けに改造されたものです。

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1.依頼品の状況調査

まずは、修理依頼品の状況を確認します。

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電源は別電源です。おそらく電源のノイズを少なくするための改造だと思います。

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2.動作確認
それでは、電源をONして、動作を確認します。

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タ―テーブルは一応回転しますね。

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でも、回転数の切り替えスイッチのポジションは、OFFの状態です。

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ちょっとおかしいです。

3.実際にレコードで回転の確認

実際にレコードで回転が正常かどうかの確認を行います。

1)カートリッジの交換
実際にレコードで音楽をかけてみますが、依頼があった機器のカートリッジを外します。
これはオーディオテクニカのカートリッジですね。

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Tomが保有している、壊れてもいいカートリッジに交換します。これで何があっても問題がありません。

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2)レコードを聴き回転数の確認
さあ、ストロボだけでなく、実際に回転が正常かどうかを確認します。

①OFFの位置の回転
まずは、回転OFF時の回転を確認します。

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33回転の様です。そして、サーボも掛かっているようです。

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② 33回転の位置の確認
次に33回転の位置にスイッチを切り替えます。

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回転数は早くなり、45回転以上になっています。

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③ 45回転の位置での確認
次に45回転の方にレバーを倒します。

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こちらも45回転以上の音声ですね。

この状態は異常です。
① 回転OFFの時に33回転の回転を行う。
② 33回転にレバーを倒すと45回転以上になる。
③ 45回転にレバーを倒しても45回転以上になる。
これは、なかなかトリッキーな症状ですね。