こんばんは、Tomです。今朝は、結構寒い朝でした。7時の外気温は16℃です。いよいよ秋本番になってきましたね。考えてみたら今週末は10月になりますからね。
さて、今日の記事は、LINNのプリアンプ KAIRNの修理の記事です。読者の方から、修理の依頼がありました。これから数日間はKAIRNの修理の記事を連載します。
1.昨日届いたKAIRN
昨日の午後にKAIRNが届きました。
このKAIRNはいつもの様に、バックアップバッテリーが液漏れし、プリント基板のパターンやチップ部品を腐食させてしまい、自ら故障してしまうという、一番多い故障のです。
依頼された方は、読者の方は、Tomの記事を見て、果敢に修理に挑戦されたとの事です。Tomがこのブログで修理の工程を細かく写真付きで掲載している目的をご理解頂き、本当に嬉しいです。
そんな訳で、修理をお受けいたしました。
2.状態の確認と動作の確認
まずは状態を確認します。
1)カバーが閉まらない
外観はあまり綺麗ではありません。
加えて操作パネルのカバーがロックせず閉まりません。
2)動作の確認
次に、動作の確認を行います。
電源を接続し、スイッチON!
予想通り、電源のLEDも光りませんし、7セグLEDの表示パネルも光りません。
3.TOPカバーのバラシ
さっそく、Topカバーをばらして中を確認します。
1)TOPカバーのバラシ
まずは、TOPカバーを止めている、ボトムのビスを外すのですが、ねじがバカになっています。
そこで、バカになったねじを取り外す、ネジザウルスと使用してねじを取り出します。
これでなんとかTopカバーが外れ、中身が見えてきました。
2)変な箇所発見!
TOPカバーを開けた後、フロントパネルをバラそうとした時、すぐに異変に気が付きました。
何と、メイン基板とフロントパネルを繋ぐフラットケーブルのコネクタが抜けていました。
これでは、フロントパネルの表示がされませんね。
3)再度動作確認
これが原因とは思えませんが、一応フラットケーブルを取り付け、動作を確認します。
やっぱり駄目ですね。
4.フロントパネルを取り出す
フロントパネルの故障が確実になりましたので、フロントパネルを本体から取り出します。
フロントパネルの裏側には、単4の電池フォルダーがありました。Tomの修理を見てやってくれたんですね。嬉しいです。
5.フロントパネルのリアカバーのバラシ
いよいよフロントパネルのリアカバーをバラします。
基板が見えてきました。
見た感じ腐食の程度はあまりひどくないですが、実際に見てみないと判りません。
6.基板の取り出し
フロントパネルから、基板を取り出します。
これで、基板を取り出しました。
これから、修理の本番が開始となります。
さて、今回の故障はどんな感じでしょうか?
これからの修理が楽しみです。