JBL ネットワークの修理

こんばんは、Tomです。今日は一日中晴れという天気で、そこそこ暖かい日でした。この天気、今週末迄続いてほしいものですね。楽しみです。
さて、昨日からゴルフの先生のオーディオ環境のメンテナンスをしております。昨日は、YAMAHAのプリメインアンプの修理を行った記事をレポートしました。そこで、今日は先日修理したJBLウーファーとホーンを繋ぐネットワークの修理のレポートを行います。

1.JBLのネットワーク
これが、今回修理するJBLのネットワークです。
このネットワーク、端子の接点不良と、端子が壊れています。

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今回のネットワークのメインの修理は、ネットワークの端子を交換する事です。
端子は下記の端子を使用します。2種類購入しましたが、どちらか適応する方を使用します。

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2.バラシ
まずはバラシを行います。

1)カバーのバラシ
まずは、カバーをバラします。止めているビスはバカになっています。

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2)端子のバラシ
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3)ハーネスにタグ付け
端子を取り外した後は、ハーネスにタグをつけておきます。

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3.端子の取り付け
1)パネルの洗浄
それでは端子を取り付けたいと思いますが、端子を取り付けると掃除が大変なので、まずはパネルを綺麗に洗浄を行います。

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2)端子の取り付け
パネルが綺麗になりましたので、ここに新しい端子を取り付けます。

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4.配線
端子が取り付いたら、今度はハーネスを半田付けします。

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ハーネスの配線が完成しました。

5.接点復活
ロータリースイッチの接点を復活させます。

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ロータリースイッチを何度も回して、完全に復活しました。

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これで、ハーネスの配線は完了です。
端子のツマミを取り付け、端子の取り付け関連は完了です。

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結構、しっかりした端子で、ここまで来ると、塗装の剥がれや錆が勿体ないですね。

6.塗装と仕上げ
折角ここまで仕上げたので、最後に塗装を行い仕上げます。

1)塗装
パネルをマスクし塗装を行います。

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パネル以外は綺麗になりました。

2)パネルの削り出し
本当は、パネルも塗装したかったのですが、ロータリースイッチのツマミが取れないので、塗装は行いません。
その代わり、アルミ部分を綺麗にして、コントラストを高めて綺麗にします。

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アルミはエンボス加工になっていますので、ここを紙やすりで削り、アルミの下地をむき出しにします。

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① フレーム
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② ロータリースイッチのツマミ
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③パネルの文字
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3)仕上げ
最後に仕上げを行います。

塗装が剥げたところは、フェルトペンで黒く仕上げます。

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そして、もう一度洗浄します。

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4)組付け
ビスも新しいタッピングビスに変更し完了。

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7.バナナプラグ
折角ですので、バナナ端子の反対側もバナナプラグにします。

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これで、ゴルフの先生のオーディオシステムの修理は完了です。
さて、どんな音になるのでしょうか?
納品が楽しみです。