バキューム式レコードクリーナーを自作してみる ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日の天気予報では、一日中曇りで、夕方から雨が降るという事でしたが、Tomの地域では一日中晴れて気持ちの良い日でした。こんな天気が、もう3日も続いています。出来れば週末は晴れてほしいのですが。
さて、今日の記事は昨日に引き続き『バキューム式レコードクリーナーを自作してみる』で今回がその2となります。
昨日はベースとなるターンテーブル部分を残して、不要なスイッチやボリューム類は全て外してフラットな面にしました。
実はこれには訳があります。プレイヤーについてきたクリアカバーを加工して、クリーニング時に散乱する水や、OYAGのクリーニング液を受け取るトレイを作ります。

1.実際のバキュームクリーナー
昨日も画像を添付しましたが、これがお手本となるバキューム式レコードクリーナです。
ちょっとレコードプレイヤーに似ていますが、トーンアームが無く、ターンテーブルの周りは水分やOYAGクリーナ液が散乱しても大丈夫な様に、それを受け止めるフェンスがあります。ターンテーブルのベースの面も同様に防水加工されています。

なので、水分が飛んでも、ウェスで拭き取れば問題ありません。

2.プレイヤーのダストカバーを使用する。
Tomは、これと同じようなフェンスやベース板の加工はどうしようかと考えました。そしたら、レコードプレイヤーには必ずダストカバーがあるではありませんか。これを利用すれば、簡単に同機能の物が作れますね。

3.カバーの位置を決める
それでは、ダストカバーを取り付けるための位置を決めます。

ダストカバーと、本体の寸法を測り、センター出しを行います。

そして、位置決めしたら、ターンテーブルのセンタースピンドルの場所と同じところに穴あけの印を付けます。

そして、スピンドルの位置に穴を開けます。これはトリマーの穴あけ治具のセンターピンの穴となりまs。

これで、位置決め完了です。

4.ターンテーブルよりちょっとだけ大きな穴を切り出す
さあ、いよいよこれからが腕の見せ所です。
先程ダストカバーに開けた穴を軸にして、トリマーでターンテーブルよりちょっとだけ大きな穴を切り出します。

1)ターンテーブルの直径を測る。

2)円切り出し治具を使用し、トリマーで削り出す
直径からよりも2mmほど大きな穴を開ける様、円切り出し治具に半径をセットし、トリマーで削り出します。
この円切り出し治具は、TomがYouTubeにアップされている物を参考に製作した治具です。
この様な治具があると、木工加工が非常に正確に出来るようになりますね。

ダストカバーはアクリル板なので、一気に深溝にすると割れる恐れがあるので、少しずつ何度も溝を深くして、円を切り出して行きます。

あともう少しで貫通する所迄来たら、貫通する部分を少しだけ残す部分を作ります。
理由は一気に切り出すと、基準であるセンターピンの位置がずれ、円がいびつになるからです。

無事、切り出しが完了しました。

ちょっとホッとしますね。

5.穴の大きさ確認と仕上げ
それでは穴の大きさを確認してみます。
ダストカバーをひっくり返して、ターンテーブルにセットしてみます。

おおー!なかなかイイ感じです。
でも、少しバリが合って、ターンテーブルに引っかかりますね。

そこで、布ヤスリの#40でバリ取りと切断面の仕上げを行います。

バリを取った後、もう一度本体にセットします。

おおー!中々イイ感じじゃないですか!
前回、不要な部品を取り除いたため、ターンテーブルの周辺は全てフラットになっていますので、ダストカバーがピッタリ納まります。後はその間に耐震ジェルマットなどをかませれば、ダストカバーはぐらつかないですし、掃除する時は、外すことも出来ます。



ここ迄で、自作バキュームクリーナーの半分が出来上がりました。現在の所、製作費はジャンクプレイ―ヤー本体の1000円だけです。
これからが楽しみですね~。
次回は、クリーナーブラシを自作します。
お楽しみに!