TAD TL-1601b(15インチウーファー)のエンクロジャーの製作 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日は日本全国高気圧に見舞われ、一日中晴れの天気でした。最高気温は15℃でしたが、一日中ポカポカと穏やかな天気でした。
さて、今日の記事は、2日前に戻り『TAD TL-1601b(15インチウーファー)のエンクロジャーの製作』ーその2ーです。
前回は、頂いたPA用のエンクロジャーを真っ二つに切断し、切断面に取り付ける12mmのコンパネ2枚を貼り合わせる所迄でした。今回は、バッフルを製作します。

1.バッフル用の集成材
これがバッフルに使用する、集成材です。

2.バッフル板の切り出し
まずは大きなサブロク板からバッフル板を2枚切り出します。最初はラフに切り出します。

3.精密に切り出し
次にワークサイズの板から、正確に切り出せる直線治具を使用して切り出します。

1)サイドの切り出し

流石に治具を使用すると、ピッタリに切り出せます。

2)奥行き方向の切り出し
次に、奥行き方向を切り出します。

手前側の境界もピッタリです。

4.バッフルに穴を開ける為のシミュレーション
バッフル板を切り出したので、次はいよいよスピーカーとバスレフの穴を開けるのですが、いきなり開けるのはちょっと危険なので、厚手の段ボールをバッフルと同じサイズに切り出し、シミュレーション用の板を切り出します。

1)シミュレーション用の段ボールの板の切り出し

バッフルと同じサイズの段ボールの板が出来ました。

2)段ボール板に、スピーカーの穴を開ける
段ボール板にスピーカーサイズの穴を開けます。穴あけはTomが自作したトリマー円切り出し治具です。

そもそものPAのバッフルと重ね合わせるとピッタリですね。

3)バスレフポートの穴位置の検討
最初は三辺の端から同じ寸法の位置にスピーカーの穴を開けようとしたのですが、バスレフポートは底面ギリギリになってしまうので、スピーカーの穴を5cm上にあげます。

こうすることで、バスレフポートの場所に余裕が出ます。

ね、余裕があるでしょ?

実は、この寸法はオリジナルバッフルと同じ位置なんです。

この位置関係で決定です。

5.本番の切り出し
いよいよ本番の切り出しになります。
これからは失敗は許されません。

1)スピーカーの穴の切り出し

板が厚いので裏面からも切り出します。

穴あけ成功です。もう一枚も同様に穴あけします。

2)バスレフポートの穴
次はバスレフポートの穴を開けます。これは、板の半分の深さを外形と同じサイズ、裏側の半分はポートの内径と同じサイズにあけます。

外形はOKです。

裏側は内径のサイズにあけます。

もう一枚は、左右対称の場所に穴を開けます。

これでバッフルの完成です。

バスレフポートの穴はあけましたが、最初は密閉型から始めてみたいと思いますので、裏側にめくら板を取り付ける予定です。

これで、エンクロジャーの板は全て揃いました。
今後は、貼り合わせた側板の研磨、その後、側板とバッフル板の塗装です。
お楽しみに!