SONY オープンリールデッキ TC-7650の修理 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日は、朝から天気が良く、8:00の時点で既に30℃を越しました。そして、最高気温はなんと37℃で危険な暑さでした。日本の至る所で暑い日だったようです。
さて、今日の話は昨日に引き続き『SONY オープンリールデッキ TC-7650の修理』で、本日はーその2-です。昨日は動作確認後、ヘッド周りが見える様バラシを行い、ピンチローラ―の機構の固着がある事を確認しました。今日は更にバラシピンチローラ機構が全て見る様にして、固着の対策を行います。

1.ピンチローラ―の機構をばらす
昨日固着していたピンチローラ―メカユニットのバラシを行います。

ここ迄ばらしても、裏側がどのようになっているか判らないので、これでは、このままでは解析が出来ません。

2.アクセスを容易にするために、ウッドカバーをばらす
ヘッド周りの機構にアクセス出来るように、ウッドカバーをばらし、本体を丸裸にします。

これでもユニットの裏側が判らないですね。

3.ヘッド周りのユニットすべてをばらす
これではラチが開かないので、ヘッド周りのユニット全てをばらします。

ピンチローラの軸の裏側は、こんな感じで軸が圧入されている感じです。

4.ピンチローラ駆動軸に古いグリス溶解スプレーと新しいグリスの繰り返し
それでは、ピンチローラの軸と軸の根元に固着グリスを溶かすスプレーと新しいグリス塗布の繰り返しを行いました。

そして、グリスを塗布して、一晩グリスを染み込ませました。
しかし、ピンチローラの軸は少しは軽くなったものの、依然として重い状況です。



これでは、ピンチローラ―がきちんとキャプスタンに貼りつきませんね。
次回は、ネットで調査、新たな方法で固着を取り除きたいと思います。
お楽しみに!