こんばんは、Tomです。今日は最低気温が-3℃、日中は晴れて最高気温が8℃と比較的暖かい日でした。でも、明日からは寒くなるようです。それにしても、昨年の夏から今までにかけて、雨や雪がすく無いですね。これでは水瓶が心配ですね。
さて、今日の話題は、いつもの様にオーディオ&修理の話です。先週は、CROWNのパワーアンプ PS-200の修理を行っていましたが、OPアンプの部品待ちとなってしまいましたので、今は亡きUEKI-LABOの植木さんからCROWNのDC-150の修理のお礼として頂いた、頂いたCROWNのPSA-2というパワーアンプ(故障品)の修理に手を付けることにしました。
1.植木さんから頂いたCROWN PSA-2
これが、昨年UEKI-LABOの植木さんから、CROWNのアンプ DC-150Aの修理のお礼に頂いた、同じCROWN PSA-2です。
これは電源が入らないという故障品です。
プロ用のアンプでなんと当時の価格は90万円です。出力は400W+400W モノラルで800Wという代物です。
PAやスタジオのモニタ用として使用されています。
重量はなんと25Kgもあります。
電源ケーブルもごっついですね。
きちんと国内代理店のヒビノの正規輸入品ですね。
FAMも付いていますが、音は気にならないくらい静かだそうです。
2.TOPカバーをばらす
さて、このデカくて重いアンプの中はどうなっているのでしょう?
さっそくTOPカバーをばらしてみます。
TOPカバーをばらすと、こんな感じで、パワーユニットとメイン基板が整然と並んでいます。
3.各ユニットを観察
それでは各ユニットを観察してみます。
1)メイン基板
これがメイン基板だと思われます。
なんと、CANタイプのトランジスタがありますね。これが故障していたら大変ですね。
2)サブ電源基板??
これはサブ電源基板でしょうか?それともパワーユニットをドライブするためのドライブ基板でしょうか?
後で回路図を確認してみますね。
3)パワー基板
それが、最終段のパワーユニットの基板です。
合計4枚あり、手前からNPNユニット、次がPNPユニットです。これでプッシュプルの1ペアとなるようです。
その隣の2枚がもう方チャンネルです。
4)基板を繋ぐのはくし形コネクタ
これらの合計6枚の基板を繋ぐのは、D-75AやD-45と同じように、くし形のコネクタを使用しているので、ユニットが簡単に交換が出来ます。さすがプロ用です。瞬時に故障ユニットを交換できるようになっていて、メンテ性抜群ですね。
4.パワーユニットをばらしてみるパワーユニットを1つ取り出してみます。
2本のタッピングビスを取り外すだけで簡単に取り出す事が出来る様です。
半田面=部品面になっていますが、さすがに汚いですね。
でも、裏側(パワートランジスタコネクタの部品面)を見てみると結構綺麗ですね。
それにしても、このアンプは現場で使用されたのでしょう。6枚の基板はかなり汚れています。
これでは触りたくないので、次回は6枚の基板を全て取り外し、洗浄を行いたいと思います。
楽しみですね。