こんばんは、Tomです。今日の天気は、晴れ時々曇りで最高気温が30℃でしたが、湿度が高く、それなりに暑い日でした。明日はすこし天気が崩れる様です。
さて、今日の話は昨日の続きで『TEAC カセットデッキ V-7010の修理』の話です。今回は、電解コンデンサ3個を新品に交換し、動作を確認します。果たしてこれだけで直るでしょうか。
1.交換する電解コンデンサ3個
昨日の記事では、キャプスタンモータのサーボ回路迄ばらした所迄でした。今回は実際に電解コンデンサを交換して行きます。交換するコンデンサは、この3個です。
2.電解コンデンサの交換
1)電解コンデンサの取り出し
それでは早速電解コンデンサを取り外します。
このコンデンサは、10μF25Vです。
2)容量の確認
取り出した3個の電解コンデンサの容量を確認します。
容量を確認した結果、3個の電解コンデンサは、容量が抜けて全て39kΩ~47kΩの抵抗になっていました。
3)新しい電解コンデンサを取り付ける
それでは手持ちの電解コンデンサを取り付けます。
3.組付け
電解コンデンサの交換が終わったので、組付けます。
組付けながら、メンテナンスを行います。
1)プーリの組付けとメンテナンス
プーリーを組付けますが、プーリーのベルトが当たっている場所は変色していますので、洗浄します。
これでOKですね。
2)ヘッド周りのメンテナンス
次にヘッド周りのメンテナンスを行います。
① ヘッドの洗浄
②キャプスタンの洗浄
③ ピンチローラの洗浄
3)カセットメカの組付け
カセットメカのメンテナンスが終了しましたので、カセットメカを本体に組付けます。
ハーネスをセットして組付けが完了です。
4.動作確認
動作確認を行います。電解コンデンサの交換で直るというネットの情報ですので、直っていると良いですね。
電源ON!
動作確認結果、5倍速から3倍速レベルになりましたが、依然として倍速状態です。
サーボ回路がきちんと機能していませんね。
次回は、基板の腐食部分をサンドペーパーで浮き彫りにします。
お楽しみに!