SONY カセットデッキ TC-4300SDの修理 ーその2ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は朝は曇り、9時ごろから雨が降り始めました。お陰でお墓に着いた時には、雨が降っていなかったのですが、墓参りの途中で雨が降り始め、墓参りが終わった時はびしょ濡れとなってしまいました。そして、午後は雨から雪に変わり現在も雪が降っています。
さて、今日の記事は昨日の続きで、『SONY カセットデッキ TC-4300SDの修理』となり、今日はその2です。昨日はキャプスタンベルトを交換しましたが、ワウフラッターは直りませんでした。今回はFGサーボ基板の電解コンデンサの交換です。

1.今回の修理の手順
  今回の修理の手順は下記の通りで実施したいと思います。本当は、その1で書くべきでしたが、書くのを忘れたので今回明記しておきます。
  1)キャプスタンベルトを確認し、伸びていたら交換する。
  2)FGサーボ基板の電解コンデンサの交換と再ハンダを行う。
  3)ジャンクのTC-4300SDをゲットし、モーターを交換する。
  4)モーターをばらし、ローターの接点を磨く


この手順で修理を行います。

2.FGサーボ基板の取り出し
 さて、上記の修理手順に従い、今回はFGサーボ基板の電解コンデンサの交換を行います。
 まずは、FGサーボ基板を本体から取り出します。

1)FGサーボ基板
回路図がゲット出来ないので、回路が良く判りませんが、おそらくこれがFGサーボ基板だと思われます。これでモーターの回転数を均一にするのでしょう。

2)FGサーボ基板の取り出し

3.FGサーボ基板の電解コンデンサの交換
FGサーボ基板上の電解コンデンサを交換します。

1)4.7μF16V
まずは47μF16Vです。 

容量を測定すると、なんと61.6μFもありました。

手持ちの47μF50Vを設置します。

2)4.7μF

今度は7.7μFです。

 手持ちの4.7μF25Vを使用します。

3)10μF

これも13μFありました。

もう一個の10μFも同じような傾向でした。

4)2.2μF

4.再ハンダと洗浄
ついでに経年劣化しているサーボ基板の古い半田は除去し、新しい半田を注入します。

続いて洗浄を行います。

FGサーボ基板の電界コンデンサの交換が終了しました。

5.動作確認
さあ、動作確認をします。
電界コンデンサの容量抜けが無かったので、あまり期待していませんが、一応動作確認を行います。



結果、やはりワウフラッターは変わりませんでした。
やはりモーターそのものがダメなようです。
次回は、ヤフオクで同じ機種のジャンク品を落札し、モーター交換を行いたいと思います。
お楽しみに!