TEAC CDプレイヤー VRDS-10の修理 ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は晴れのち曇り、そして夜は雨になりました。お天気でしたが、風は割と涼しくて過ごしやすい日でした。明日は雨ですね。
さて、今日の記事は昨日に引き続き5月の連休に実施した、『TEAC CDプレイヤー VRDS-10の修理』で、本日はその3となります。前回はCDトレーの開閉の故障でしたが、修理が出来ました。そこで今度はCDが読めないという故障にトライします。

1.修理の動作の確認
まず、今回の故障ですが、CDを読み込む動作に入りますが、CDを認識せず、スピンドルモーターが割と早く回転する様な感じがします。

2.修理の方針の方針を立てる
さて、今度はCDが読めないという事ですが、いきなりピックアップを交換するのではなく、周辺を確認してからピックアップを交換します。なにせ、このピックアップはかなり古いので、ネットでは2.5万から3万円します。
そこで、きちんと修理の方針を立ててから進めたいと思います。
 1) ピックアップレンズをクリーニングする。
 2) スピンドルモーターのサーボ回路の電解コンデンサの交換する
 3) スピンドルモーターのサーボ回路の再ハンダを行う。
 4) ピックアップ回路の調整
 5) ピックアップ交換

これで行きましょう!

2.ピックアップレンズのクリーニング
まず、ピックアップレンズのクリーニングを行います。
アルコールを染み込ませた綿棒でピックアップレンズをクリーニングします。

でも、結果はNGでした。

3.スピンドルモーターのサーボ回路の電解コンデンサを交換する
次にスピンドルモーターのサーボ回路を疑います。

サーボ回路の電解コンデンサの容量抜けが考えられるので、容量を確認します。

1)100μFの電解コンデンサ
まずは、100μFの電解コンデンサです。

容量を確認しましたが、ほぼ問題なしです。

でも、新しいものに交換します。


2)25μFの電解コンデンサ
続いて25μFの電解コンデンサです。

こちらもOKです。
という事は電解コンデンサが原因ではありません。

4.スピンドルモーターのサーボ回路の再ハンダ
次に、スピンドルモーターのサーボ回路の再ハンダを行います。

この部分の回路の再ハンダが終了しました。

洗浄します。

これで、完了です。

でも、動作確認結果、NGでした。

5.ピックアップの回路の調整
VRDS-10のサービスマニュアルを見ながら、ピックアップ回路の、トラッキング調整、ピックアップのフォーカス調整などを行いました。

これでもNGでした。

サービスマニュアルをみたら、ピックアップの寿命の確認の項目がありましたので、それで確認を行ったら、
ピックアップの劣化していることが分かりました。



これで、CDを読み込まない原因を絞り込みました。ちょっと遠回りでしたが、これで後戻りがありません。
今後如何に安くピックアップを手に入れて、ピックアップ交換が出来るかが大きなカギです。
ネットで様々な情報を調査し、一番安いピックアップを手に入れます。
次回をお楽しみに!