TEAC CDプレイヤー VRDS-10の修理 ーその4ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は一日中尼模様でした。でも、本降りではなく、パラパラという感じの小雨が降ったり止んだりの天気でした。明日から週末にかけて天気は回復してくるようです。楽しみです。
さて、今日の記事も『TEAC CDプレイヤー VRDS-10の修理』で今日はその4です。前回、CDを読み込まない原因は、ピックアップの寿命であることが分かりました。でも、非常に高価なので、ヤフオクで5,000円でゲットしたSONYのCDP-228ESDをドナーとして、そこからピックアップを取り出します。

1.VRDS-10のピックアップ
VRDSのピックアップは、SONY製でKSS-151aというピックアップです。最近のピックアップは2,000-2,500円ですが、このピックアップは横移動をリニアモーターを使用ものに合わせたものなので、数が少なく非常に高価です。

1)Amazon
  Amazonでは、25,000円から38,000円という値段です。これでは、折角CDPを頂いても意味がありません。

2)ヤフオク
  ヤフオクでも落札相場は14000円から21500円とやはり高価ですね。

2.KSS-151aを搭載した中古のCDプレイヤーをゲット
致し方ないので、KSS-151aを搭載したCDプレイヤーの中で安いモデルのSONY CDP-228ESDをヤフオクで約5,000円でゲットしました。良かったです!

早速動作を確認します。

きちんとCDを認識し、動作もOKです。

3.CDユニットの取り出すバラシ
それでは、早速ばらしてCDユニットを取り出します。

4.CDユニットのバラシ
取り出したCDユニットからピックアップを取り出すためにばらします。

1)人体のアーシング
これ以降は、ピックアップを壊さないように手首にGND線を巻き、アーシングします。

地面に落ちているGNDに接続します。

2)ピックアップユニットのバラシ
それではいよいよピックアップユニットをばらしてピックアップを取り出します。

裏側のFPCを取り外します。

リニアモーターがなかなか取り外せないです。

マグネット部にマイナスドライバーを突っ込んで、少しずつ起こして、持ち上げます。

ピックアップを固定しているビスを外します。

リニアモーターに直接FPCが半田付けされています。

この半田を除去します。

こちらも半田を除去します。

これでピックアップが取り出せます。

ピックアップを無事取り出せました。

お陰様で、SONYのCDプレイヤーから、KSS-151aを取り出す事が出来ました。
なんとか5000円でピックアップをゲットしたことになりますね。
次回はこのピックアップを、VRDSに移植し、動作を確認します。
お楽しみに!