皆さんこんにちは、Tomです。今日は5月5日の子供の日です。皆さん、お子さんをどこかへ連れ出して、楽しんでいますか?Tomの家では、娘は家内と母の3人で、藍染体験に行きました。息子は高校生なので、今日も部活です。
そんな訳で、Tomは家で留守番です。そこで、C5900DのFIANLをホットプレートで熱して修理することにしました。こんな時じゃないとね。なかなかじっくりと出来ないものです。
早速取り掛かりましょう!
1.Finalを取り外す
今回は、ヒートシンクの放熱に負けないよう、別の手段で修理を実施します。そんな訳で、まずは、FInalを取り外します。
2.ホットプレートを準備する
Finalの修理をするというのに、ホットプレート?Final焼きでも作るのか?と思われたかもしれませんが、これはFinalを修理するう上で重要な治具です。何をするのかと言うと、Finalの後ろには、アルミのヒートシンクがついていて、半田の熱を吸い取るため、Finalをこのホットプレートに載せ、ヒートシンクを温めた状態で、ハンダ付けをするんです。なかなかいい方法でしょう?
3.Finalをアルミ箔で包む
Finalをアルミ箔で包みます。アルミは熱伝導率が高いので結構役に立ちます。
4.ホットプレートを熱し、ハンダ付けを行う
Finalをホットプレートに載せ、ホットプレートを温めます。それなりの温度になったら、ハンダ付けを行います。先日のセラミック基板の割れを修復するには、ハンダを盛るだけではダメで、ヨリ線の一本の銅線を使用して、パターンを繋ぎます。まさに手術をしている様です。本来はパターンが細いので、チップ用のコテを使用したいのですが、ホットプレートで温めても、チップ用のハンダゴテでは熱容量が足りません。そんな訳で、いつもの少し太いハンダゴテでのハンダ付けですので、至難の業です。
5.配線の導通チェックを行う
きちんと、ハンダ付けがされているかを、テスターを使用して確認します。
6.半田のチェックを行う
導通は確認できましたが、パターンのショート状態をマイクロスコープを使用して、確認します。
After
さて、Finalを取り付ける段階に入りましたが、ふと気づいたのは、このFinalには、なんとシリコングリスが塗布されていません。これでは、本体のヒーロシンクに効率良く熱を伝えることが出来ません。しかも、50W機ですよ〜。熱くなってFinalが壊れて当然ですね。そこで、今回はきちんとシリコングリスを塗布しましょう!
8.Finalの組み付け
シリコングリスを塗布し、Finalを取り付けハンダ付けします。
10.動作確認
さあ、いよいよ動作確認です。Finalはかなり傷んでいるのでどうなるか判りませんし、最近のTomは、不当たり続きですので、なんとも確証が取れません。もし、これで直らなかったら、このFinalは諦めます。