20年振りの蛍光ランプ交換。でもランプより本体が先に壊れていた。

こんばんは、Tomです。今日は、勤労感謝の日。なので、当然お休みです。週の半ばにお休みがあるととてもうれしいですね。ユニクロは、週休3日制になるとか・・・。そんなに休みが有ったら、逆に大変ですね。

さて、今日は、お休みですので、お家のメンテナンスを行いました。
Tomの家は、今年で築20年になります。なので、蛍光ランプが少しずつ切れ始めています。Tomの家の照明の殆どは、インバーターです。インバーター照明のメリットは、効率が良く、且つランプが長持ちすると言われ、新築の時に導入しました。
しかし、いくら長持ちすると言っても20年も持つとは思いませんでした。
球が切れたとこだけですが、大きく3箇所のランプを交換しました。

1.ランプの購入
せっかくなので、LEDに交換してもいいのですが、蛍光灯も結構消費電力が低いのです。
白熱球が100Wとして、蛍光灯がその明るさを出すためには、大体20WでOKです。LEDはその7掛けくらいなので、蛍光灯とLEDはあまり変わらないのです。
LEDの値段は約8〜10倍になります。例えば30型のLEDランプは2980円ですが、蛍光灯は、400円くらいです。そして、30型と32型のセットの蛍光灯ランプは、なんと890円です。
LEDは寿命が長いと言いますが、インバータで20年持てば十分です。なので、今回購入したのはすべて蛍光灯にして、占めて4500円くらいでした。

2.リビングタイニングのランプ交換
まずは、リビングダイニングのランプの交換です。

ここは、たしか60型のパナボールが2個だったと思いますが、今回は100型(100W相当で20W)の物に交換しました。切れたのは片方だけですが、この際2個交換しました。(1個600円:オーム社

うーむ、食卓が明るくなりました。これで、消費電力は40Wです。

3.リビングの和室の蛍光灯の交換
続いて、リビングの和コーナーの蛍光灯の交換です。ここは、インバーターですが、30型の電球が点かなくなったので、この際一緒に30型と32型を一緒に交換しました。(890円:コメリ製)

いい感じですね。

リビングには、メインの洋風の照明がありますが、これは先日交換しているので今回は交換しません。

4.娘の部屋の蛍光灯の交換・・・・ところが!
娘の部屋の蛍光灯も30型が切れているというので、それも面倒なので30型と32型の両方を交換しました。

うーん結構明るくなりました。

ところが、点灯してから1分もすると、30型の電球が消えてしまいます。
これは、蛍光ランプのせいではありませんね。

5.蛍光灯のバラシ
そこで、蛍光灯を取り出して修理をしたいと思います。まずは、バラシです。

カバーを外すとこんな感じです。インバーターですので、普通の蛍光灯よりかなり回路がありますね。

基板を取り出します。

これで基板が取り出せました。

6.電解コンデンサの確認
インバーターで最も故障しやすいのは、電化コンデンサの容量抜けです。回路には6個ほどの電解コンデンサがありますが、それを一つ一つ取り出して容量を確認します。

2次側の電解コンデンサは、下記の通りです。
22μF×2個
10μF×1個
4.7μF×1個
1μF×1個
2.2μF×1個

まずは、22μFは大丈夫です。

ところが、スイッチングトランジスタの近くの2.2μFnoコンデンサは、なんと、0.027μFで、完全に容量が抜けています。

他の電解コンデンサも確認しましたが、OKでした。この電解コンデンサは105℃タイプですが、Tomが保有しているのは、85℃のみです。なので、むやみにコンデンサを交換しません。
交換するのは、容量抜けしたものだけです。

2.2μFのみ交換して組み立て完了です。

せっかくなので、切れたヒモも取り付けてあげましょう!適当なヒモがないので、道糸を取り付けます。

7.動作確認
動作を確認します。

これでOKです。

8.もう一つの蛍光灯も修理
娘の部屋は、子供の頃は、娘と息子で2つの部屋でした。でも今は、娘がすべて使用していますので、部屋にはもひとつの蛍光灯があります。調べてみると、別の蛍光灯も同じ現象でした。

取り出して、バラして、2.2μFのコンデンサを確認してみます。

結果、こちらも0.48μFで、容量抜けしていました。

コンデンサを交換して、組み立てました。

動作確認すると、こちらも見事に復活しました。

これで、今年の年末は、明るく過ごせますね。
また、インバーターの蛍光灯は、このように電解コンデンサを交換することで、修理出来ますので、コンデンサを交換すれば、今後20年間くらいは、修理しながら使用可能であると思います。
今後、上記容量の50V 105℃品を用意しておきたいと思います。