寝室のインバーター蛍光灯の修理 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日はほぼ一日中曇り空でした。最高気温は25℃と、やっと秋らしい気温になりました。このまま少しずつ秋になればいいのですが。
さて、今日の話は修理の記事で、先週末に実施した『寝室のインバーター蛍光灯の修理』その1です。Tomの家は築約30年になります。新築当時はインバーターの蛍光灯が流行していましたので、我が家の殆どが松下のインバーター蛍光灯でした。しかし、インバーター蛍光灯は、経年劣化でコンデンサの劣化や、半田の劣化で故障したので、これまでも子供部屋や、Tomの部屋の蛍光灯を修理してきました。今回、寝室の蛍光灯は30年にして故障したので、また今まで同様の手段で修理することにしました。

1.寝室のインバータ蛍光灯の故障
Tomの家は築30年になります。これまで寝室のインバーター蛍光灯は故障もせず、蛍光ランプも1回交換しただけでした。

それでも経年劣化には勝てず、とうとう一番外側の蛍光ランプが最初点いて、その後付かなくなる現象になりました。

インバーター蛍光灯の故障の原因は、これまでの経験上、大きく下記の2つが考えられます。

1)電解コンデンサ(特にスイッチングトランジスタで発熱する場所の近くの電解コンデンサ)の容量抜け
2)熱が発生する半導体トランジスタダイオード)、トランスなどの足と基板のパターンの半田クラック

2.蛍光灯の取り外し
それでは、本体の取り外しを行います。

これで取り外し完了です。結構大きな蛍光灯です。

3.洗浄
取り出した蛍光灯はそれほど汚れてはいませんが、それでも埃があるので、マジックリンと歯ブラシで洗浄します。

これで綺麗になりました。

4.バラシ
それでは、早速ばらします。

1)カバーのバラシ

2)コネクタのバラシ

3)基板の取り出し

これで基板が取り出せました。

5.大容量の電解コンデンサの取り出しと容量確認
まずは、電解コンデンサを取り出し、容量を確認します。

1)整流ブリッジの後の大容量のコンデンサ

まずは、ブリッジ直後の電解コンデンサの容量を確認します。

2)220μF

この二つの電解コンデンサは頭がはずれていますね。これっぽいですね。
しかも、頭も膨れ上がっています。

2)容量確認
早速容量を確認してみます。

どちらも問題なしです。

3)330μF
今度は奥側の330μFです。

4)容量確認

容量を確認しましたが、大きな影響が出る数字ではありません。

4.その他の電解コンデンサの確認
次に、その他のコンデンサの確認を行います。

1)スイッチングトランジスタ近くの電解コンデンサ

2)その他の電解コンデンサ

電解コンデンサを全てチェックしましたが、どれも規定の容量はあるようです。

次に怪しいのは、熱を発生する部品のリードと基板間の半田クラックです。
次回はここを攻めたいと思います。
お楽しみに!