こんばんは、Tomです。今日の天気は、晴れたち曇ったりの一日で、最高気温も24℃止まりでした。だんだん秋の気配がしてきましたね。秋になれば日中外で活動が可能ですので、とても助かります。
さて、今日の話題は昨日に引き続き『寝室のインバーター蛍光灯の修理』の話です。前回は電解コンデンサの容量抜けを確認しましたが、殆ど問題がありませんでした。そこで今回は、熱を発生する部品と基板上の半田のクラック(ヒビ)の確認と、補修です。
1.基板のクラックの探索
前回電解コンデンサを一つ一つ取り出し、容量を確認しましたが、ほぼ問題なく容量が残っていました。
そこで、今回は熱を発生する部品のリードと基板上のパターンとの間の半田のクラックをマイクロスコープで確認します。
1)ルーペで確認
まずは、大きなルーペで基板を確認します。修理n当初基板を見た時は余り大きな不具合が見込まれましたが、
基板の状態をまずはルーペで確認します。
2)マイクロスコープで再確認
マイクロスコ―で倍率を増やし再確認します。
すると半田クラックがあちこちにありました。
これはダメですね。今回の故障は恐らく半田クラックだと思われます。
2.再ハンダ
それでは、この基板の全てを再ハンダします。
広範囲の再ハンダなので、電動半田吸い取り器を使用して古い半田を吸い取り、その後半田付けを行います。
約1時間ほどで、再ハンダが終了しました。
疲れた~。
3.基板の洗浄
次に再ハンダした基板をマジックリンとはブラシで洗浄します。
水洗いします。
水の除去と残ったフラックスを洗い流すために、パーツクリーナーで再洗浄します。
最後にドライヤーで乾燥させます。
4.筐体の洗浄
基板を乾燥させている間、筐体をマジックリンと歯ブラシで洗浄します。
1)筐体の洗浄
2)基板のカバーの洗浄
3)LEDランプの洗浄
4)ランプカバーの洗浄
リンス
5.基板の再ハンダの確認と組付け
基板の乾燥が終了したら、最後に基板の半田の状況を確認し、問題なければ組付けを行います。
1)基板の半田の確認
基板は問題ない様です。
2)組付け
これで組付けは終了です。
6.天井に取り付け
無事組付けした本体をいよいよ天井に取り付けます。
本体も新品同様にピカピカになり、基板も新品同様に半田が綺麗になりました。
動作を確認しましたが、良好です!
これであと10年は間違いなく動作するでしょうね。
達成感ありです!