こんばんはTomです。今日はここ3日間とは異なり、少し暑くなってきました。そして、夜になっても蒸し暑いですね。明日も暑くなりそうです。
さて、今日から3回シリーズで夏休みに実施したリビングの照明の修理のその続きをお送りします。
前回、いつもの通りに電解コンデンサを交換し、直ったかに思われましたが、実は次の日また32W部分が光らなくなりました。
そこで、夏休みの忙しい時間の合間を見つけ、インバータ蛍光灯の修理を行いました。
1.照明の取り外しとバラシ
前回は、照明の取り外し方が判らず根元からすべて取り外しましたが、今回は蛍光灯ユニットのみ取り外します。
カバーも簡単にバラせます。
2.今回の修理のポイント
今回の修理のポイントは、半田クラックです。
以前同様の修理をした時に、読者のいちにさんから、『私の場合は半田クラックでした。』という有力な情報を思い出しました。ネットで調べると、やはり半田クラックが原因で故障するケースも結構あるようです。
1)観察
まず、基板で黒焦げになっている部分を観察します。
そして、部品を指でつまんで揺らしてみます。するとこのコイルがグラグラしていました。
2)マイクロスコープで観察
そこでマイクロスコープで観察すると見事に半田クラックがありました。
3)再はんだ
半田クラック個所に再半田を実施しました。
これでグラグラも収まりました。OKです。
4)そのほかの場所も観察と再はんだ
何だか心配になり、黒焦げになっているほかの場所もマイクロスコープで覗いてみると、半田クラックがあるわあるわ。よくこんなので動いていたと思われるほどです。
これらの写真は一部分で、かなりの部分を補修しました。
3.電解コンデンサ交換
前回、耐圧63Vの2.2μFの電解コンデンサの部品が無かったので交換していませんでしたが、その後、仙台で耐圧100Vのコンデンサを購入してきたので、これに交換します。
4.基板の洗浄と観察
最後に基板を洗浄し、拡大鏡でショートなどが無いかどうかを確認します。
これで基板は仕上がりました。
5.組み付けと動作確認
基板を組み付けます。
本体に取り付けます。
さあ動作確認です。スイッチON!
綺麗に光りました。
でも油断はできません。少し様子を見ないとね。
数分後・・・・。あれ?また32Wのランプが切れました。
ガッカリです。
次回は、その後をお送りします。