こんばんは、Tomです。今日は、曇り空で最高気温25℃とそこそこ涼しい日でした。台風8号と9号が日本に近づいているせいかな~?Tomの耳は朝から耳鳴りが酷いです。
さて、今日の記事も『YAMAHA カセットデッキ K-1d の修理』で、その7となります。
前回は、カセットメカのリワインド関連の機構のメンテナンスを行いました。でも、キャプスタンモーターとリワインドモーターのトルク不足も要因としてあるので、今回は、モーター駆動基板をメンテナンスを行います。
1.コントロールとモーター駆動基板
これがデジタルコントロールとモーター駆動基板です。
回路図が無いので、とにかく今回は電解コンデンサの交換と、基板上の部品の古い半田を吸い取り、接点を磨き、新しい半田を再ハンダします。
2.電解コンデンサの交換
80年代の代物なので、電解コンデンサは交換した方がよろしいかと思いますので、この基板の電解コンデンサを全て交換します。
電源部の電解コンデンサの容量が低下していました。
どうやら電解液も漏れていたようです。
これで、電解コンデンサは全て交換出来ました。
3.再ハンダ
基板上の古い半田を取り除き、部品のリードを磨き、再ハンダを行います。これをこの基板上のすべての部品に行うので、気が遠くなる作業ですが、なんとか頑張ります。
約3時間で再ハンダの作業は無事終了しました。
これが交換した電解コンデンサです。
4.基板の洗浄
半田面の洗浄を行います。
5.半田面の確認
きちんと半田が乗っているか、半田ショートが無いかをマイクロスコープで確認します。
6.基板のインストールと動作確認
電解コンデンサの交換と、再ハンダが終了したので、本体に基板をインストールします。
動作確認を行います。
結果はやはりだめですね。
やはりキャプスタンとピンチローラ―の接触がまずいのか?
奥が深いですね。
でも、少しずつ解決に向かっているような気がします。
次回をお楽しみに!