タイマーICで、ディレイ装置を作ってみた。

こんばんはTomです。昨日までの暖かさは終わり、今日は少し寒い朝でした。明日はもっと天気が悪くなるみたいです。明日は、晴れ時々雨ですね。

さて、週末の土曜日は、一日エンジンのピストン交換の修理をしました。でも、クランクシャフトには傷が付いていて、ちゃんと回らないので、しばらく時間をおいてじっくりと取り組みたいと思いました。
なので、昨日の日曜日は、先日製作した『TDA7293を使用して製作したミニアンプ』にディレイ装置を組み込む活動を行いました。
今日のレポートは、ディレイ装置の製作迄です。

1.ディレイ装置の部品
まずは、この装置に使用する部品です。
オペアンプ用ユニバーサル基板、三端子レギュレータ、ICソケット、タイマーIC555、リレーです。その他、少々の抵抗、コンデンサで作れます。

2.レイアウト
この基板に、部品を乗っけてレイアウトしてみます。うーん、なかなかいい感じです。

3.電源の製作
さあ、回路を組み立てます。
まずは、三端子レギュレータで回路の電源を作ります。
ミニアンプの電源は±16Vなのに対し、タイマーIC 555の定格電圧はMAX16V。ギリギリです。なので、三端子レギュレータで12Vを作ります。リレーもDC12Vですのでちょうど良いです。

三端子レギュレータの入力側に3.3μF、そして出力には、0.1μFの積層セラミックコンデンサを取り付けます。これは、手持ちの部品です。

あっという間に電源完成。

4.電源の動作確認
三端子レギュレータがきちんと動作しているか、確認します。

INPUT 13.8V

OUTPUT 約12V

これでOKです。

5.タイマーICで3秒のディレイの回路を作る。
1)回路図
ネットで回路図を見つけました。

2)追加部品
使用するのは、10μFのコンデンサと300kΩの抵抗です。これも手持ちの部品です。

3)完成
あっという間に完成です。

6.リレーの取り付け
1)リレー
使用するリレーです。このリレーは、先日メンテナンスした時に購入した、スピーカーの切り替えをするためのリレーです。3個購入しましたが、1個だけ使用したので2個余っていました。4回路×2あるので、重宝します。これ、たったの200円なんですよ〜。

2)リレーの取り付け
但し、このリレーはソケットタイプですので、非常に端子が大きいため、基板にはさせません。そこでリレーをひっくり返して使用することにします。
取り付けは、脱着が出来るよう、マジックテープで止めます。

7.タイマーICを取り付け動作を確認する。
タイマーICを取り付けます。

1)タイマーIC
これがタイマーICです。10個で250円。これも安い!

2)動作確認
まずは、リレーを取り付けず、タイマーICだけを取り付け動作を確認します。

オシロで確認すると・・・・

電源ON直後+12V

3秒後、ローアクティヴになります。(これでリレーを引きます。)

これで準備OKです。

8.リレーを配線して動作を確認します。
いよいよリレーを配線して動作を確認します。

電源ON!
・・・・・・・・・・・・・・・・・。あれ?リレーを引く音がしません。

このIC単独では、このリレーを引くことは出来ません。

9.リレーを引くためのトランジスタ追加
そこで、リレーを引くためのトランジスタを追加します。
トランジスタは、手持ちの2SC1815です。

取り付けました。

動作確認したら、きちんと3秒後には、カチンと音がして、リレーが動作しました。

10.完成!
これでディレイ装置は完成です。

次回は、このディレイ装置をミニアンプに組み込みます。
お楽しみに!