LINN CDレシーバー CLASSIK MUSIC の修理 シーズン2ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日の天気も朝から晴天で気持ち良い日でした。でもここの所朝晩は寒いし、日中も最高気温は20℃と、例年よりも寒い感じがします。この間までは暑かったのにね。
さて、今日の記事は修理ライフで『LINN CDレシーバー CLASSIK MUSIC の修理 シーズン2』で今日はその3となります。今回は、基板の回路をテスターとリード線で追いかけて、メイン電源が入るところまでの回路図を作成し、オシロスコープで、回路の解析を行う所迄をレポートします。

1.基板の回路を追いかける
先日、スイッチング電源の出力付近のパターン修正と部品の新規半田付けを行いましたが、復活しませんでした。
メイン電源が入らないのです。メイン電源が入るためには、リレーに+5Vとー5Vがと投入されないとリレーが働かずメイン電源がONになりません。

そこで、スイッチング電源の出力から、追いかけて、トランジスタで三端子レギュレータをONし、リレーをONするまでの回路を追いかけました。

1)テスターでパターンを追いかける
まずはテスターでパターンを追いかけて解析します。

2)スル―ホールにはリード線を入れて追いかける
基板は両面基板なので、スル―ホールがあればリード線をスル―ホールに差し込んで、パターンを追いかけます。

2.回路図を作成
パターンを追いかけ、トランジスタは型番を調べて、ピンアサインを確認し、回路図を作成しました。

これで全容が掴めました。

3.チップ部品に追い半田を行う
回路のチップ部品の接触不良も考えられますので、追い半田を行います。
ちょっと半田がモリモリになっていますが、確実にパターンと半田面が接触する様、少し多めに半田を塗布しました。

スイッチング電源の出力から、リレーを駆動するまでの経路の部品はすべて追い半田しました。

4.動作確認
ここで動作確認を行います。

結果、NGでした。

5.リレーの電源からオシロでさかのぼる
そこでリレーの電源となるラインから回路図とオシロスコープを使用して電圧を確認しながら確認を行いました。

結局、このICが、初段のトランジスタをONしていないために、リレーがONしないことが判りました。
次回は、このICをコントロールしている上流に遡ります。
お楽しみに!