CROWN パワーアンプ PS-200の修理 ーその9ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は晴れのち曇り、最低気温が-2℃で、最高気温は6℃と少し寒い日でしたね。明日は少しだけ暖かくなる様です。
さて、今日の話題も『CROWN パワーアンプ PS-200の修理』です。なかなか難航しておりますが、少しずつ前には進んでおります。昨日の記事では、発振の原因はOPアンプの後という方向性が出てきました。今回は、OPアンプ以降の回路の半導体のチェックと回路が確実に接続されている事を確認します。

1.半導体の確認
テスターを用い、半導体であるダイオードトランジスタの生死を確認しました。

その結果、半導体は全て生きていると思われます。

2.回路図の修復
回路図はコピーやスキャンの繰り返しの為、部品番号が明確ではありません。そこで、テスターで実際に接続の状況を確認しながら、部品番号を新たに書き加えます。

なかなか地味な作業です。でも、これを行う事で、後々部品の位置を間違える事がありません。

3. 回路の結線の確認
そして、その回路図を基に、部品と部品のリードがきちんとパターンと半田付けで結線されているかを確認します。
その結果がこれです。
OPアンプ以降の回路の結線を確認しました。

その結果、基板のシルクと回路図の間違いも確認しましたし、バージョンアップの結果無くなっている部品もありました。



これで、今後の修理が楽になりました。
次回は、回路のコンデンサの確認を行います。
次回をお楽しみに!