LINN CDレシーバー CLASSIK MUSIC の修理 シーズン2ーその4ー

こんばんは、Tomです。今日も昨日に引き続き秋晴れが続き、良い天気でした。最低気温は8℃、最高気温が22℃と結構過ごしやすい天気でした。でも週末は少し崩れるんですよね~。週末は、家族で芋煮会をするので、天気は保ってほしいです。
さて、今日の記事は昨日にひき続き『LINN CDレシーバー CLASSIK MUSIC の修理 シーズン2』で今回がその4となります。
今日は、これまでご紹介していなかった修理の項目と、昨日の続きの話をします。

1.ご紹介に漏れてしまった修理内容
これまでLINNのCLASSKの修理の記事をお送りしてきましたが、その中でレポートが漏れた内容があります。
まずは、それをご報告します。

1)腐食したパターンのジャンパー接続
以前、電解コンデンサの液漏れでパターンが腐食した事をレポートしておりましたが、電源回路の他に腐食した箇所がありました。

一応テスターで導通を確認しましたが、かなり腐食していますので、ジャンパーを飛ばします。

2)動作確認
動作確認結果、NGでした。

2.メモリーバックアップ電池の交換
次にメモリーのバックアップ電池の交換を行います。

追加されているバックアップ電池の電圧を測ると、2.4Vほどしかありません。

そこで、今後もメンテナンスが楽な様に、単四の電池フォルダーを取り付け、ニッケル水素電池を取り付ける様にします。
これはLINNのKAIRNの修理と同じです。
今回はニッケル水素電池の在庫が無いので、単四の乾電池を挿入します。

これもNGでした。

3.フロントパネルとのコネクタの接触不良改善
昨日の記事で、フロントパネルからの信号でトランジスタをONし、三端子レギュレータをONし、リレーをONすることでメイン電源をONするのですが、フロントパネルからの信号の接点不良を解消します。

結果、それでもNGでした。

4.水晶振動子の交換
実は、昨日の信号を追いかけて行くとフロントパネルのコントロール基板にたどり着きます。
その中で、メイン基板のアドレスとデータを送るのがフロントパネルのコントロール基板のICです。
実はこのICのクロックを生成する水晶振動子が発振していませんでした。

1)水晶振動子が到着
水晶振動子amazonに発注し、先日到着しました。

オリジナルと比較すると、ちょっと小さいですね。

2)オリジナルの水晶振動子の除去

余分な半田を除去して取り付けやすいようにします。

3)新しい水晶振動子の取り付け
いよいよ新しい水晶振動子を取り付けます。
部品はオリジナルよりも小さいですが、パターンが広いので小さい部品も取り付きます。

5.動作確認
さあいよいよ動作を確認します。
スイッチON!

あれ?

また『Lo-P』の表示です。



なかなかしぶといですね~。
クロックが発振しない原因の一つである、水晶振動子は白でしたので、後は、このICが故障しているものと思われます。
早速AliExpressにICを発注しました。
でも、AliExpressは中国なので、部品納入まで約2週間掛かってしまいます。
なので、次のレポートは2週間後となります。
お楽しみに!