TDA-7293とLM3886のデュアルアンプの製作 −その5−

こんばんは、Tomです。今日は神奈川出張でした。朝は風が冷たかったのですが、日中はそこそこあたたくなりましたね。関東の桜も今週末迄かな?仙台は、今週末が見ごろでしょうね。

さて、今回も出張の帰りの新幹線でブログを書いています。写真さえアップすれば何処でもブログが書けるのは非常に便利ですね。
今日の話題は、ゴールデンウィークにターゲットを置いているTDA7293とLM3886のICを使用したデュアルアンプの製作 −その5−です。今回は、昨日に引き続き電源の製作です。

1.スイッチング電源の電圧調整今回使用するスイッチング電源はこれ!
+36Vのもので1個1,850円です。安いですね〜。
これを2個使用して±電源を作ります。

TDAのアンプの耐圧は50Vですので、TDAのアンプだけならこのまま使用しますが、今回はTDAに加えLM3886のアンプも使用します。ところが残念ながらLM3886の耐圧はなんと35V。そのままでは使用できません。そこで、調整ボリュームで+34Vまで下げてやります。

1)100Vケーブルの取り付け
電圧を調整する為に、安定化電源から外した電源ケーブルを使用します。取り付けを簡単にする為に、Y型圧着端子を使用します。

そしてAC入力端子に接続します。

2)二次側の電圧を34Vに調整を行います。
テスターで計測すると+36V.2Vありました。

次に調整ボリュームを回して、+34Vまで電圧を落とします。
+34Vというのはちょっとギリギリかな?でもIC側にもマージンはあるでしょう。

もう一方の電源も、同じように34Vに合わせます。

これで、電源単体の準備は完了です。

2.±電源の配線を行う
次は、±電源の配線を行います。

実際にレイアウトしてみると、こんな感じです。電源は縦には一寸厳しいので、横置きに決定しました。

3.ACインレットを取り付ける
さあ、電源の準備が出来ましたので、続いてシャーシーにACインレットを取り付けます。

1)取り付け穴を開ける。

2)取り付ける

4.一次側の配線を行う
ACインレットが取り付きましたので、あとは、一次側の配線を行います。

5.絶縁処理

一次側は、いつの時点でも危ないので、キチンと絶縁します。

熱収縮チューブが使えない場所は、ホットメルトで絶縁します。しかし、ホットメルトってこういった絶縁処理を行うのには大変便利ですね〜。しかも安いし。

6.一次側の配線完了
これで、電源の一次側は完成しました。

あとは二次側を作れば電源が完成です。
なんだか今回はスムーズに事が運びますね。
楽しみです!