オーム社 ラミネータ LAM902Tの修理 −その3−

おはようございます、Tomです。今朝は、うっすらと雪が・・・。外気温は-2℃です。今回の雪は、直接降ったというよりは、日本海側からの雪が蔵王を越えて飛んできたというレベルの物ですので、ほんの少し薄っすらとしか積もっていません。

さて、本日の記事は、先般から実施していたラミネータの修理の記事です。
回路が良くわからないので、手探りでした。今回は少し進んだのですが・・・・。

1.情報を探す
今回のラミネータの回路は、AC100VをトランスなしでいきなりDCに落とすという、家電ならではのやり方なので、Tomはチンプンカンプンです。

1)スイッチングACアダプタをバラす。

もしかして、こんな最近のACアダプタなら同じ回路なのでは?と思い、ばらしてみました。

そしたら、意外にまともなスイッチングレギュレータでしたので、これではないですね。

2)ネットで検索

なんとか情報を引き出そうと、ネットで色々と調べました
そしたら、『トランスレス電源』というキーワードで見事にヒット!
このサイトにありました。

http://ja0qon.my.coocan.jp/labo/pic_transless_power/pic_transless_power.html

電源回路は、こんな感じで、ほぼこのラミネータの電源回路と同じですね。
やったー!回路が分かればこっちのものです!

2.三端子レギュレータの出力を測定する・・・・・ところが・・・・。
ロジック部が全く動いていないので、三端子レギュレータの出力を測定します。
チップの三端子レギュレータのピンアサインを調べて、GND線を取り付けます。

いよいよ電圧測定です。
すぐ近くに100Vがあるので、ちょっとビビってます。

コンセントに電源プラグを挿入したとたん、部屋の電気がすべて落ちました。
ブレーカーが落ちた・・・・。
間違いなく、これが原因です。

3.ネットで調べる
そういえば、商用電源をいきなりオシロスコープで測っては危ないのだという事を昔聴いたことがありました。特にTomが使用している、USB接続のPCオシロは、下手するとオシロだけでなく、PCも壊れてしまうとか・・・。

ちょっと不安になり、ネットで色々と調べたら、商用電源を測定するとき、ホットとコールドがたまたまあっていれば、大丈夫なのですが、今回はホットがオシロ側のGNDに接続されたため、漏電ブレーカーが落ちたのでした。

なので、商用電源をトランスでアイソレーションするか、もしくは差動プローブをしようするとかの方法でないと危険であることが分かりました。
色々と勉強になりますね。

<参考文献1>
https://mzex.wordpress.com/2016/01/14/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A7%E5%95%86%E7%94%A8%E9%9B%BB%E6%BA%90%E3%82%92%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%B8%AC%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B/

<参考文献2>

https://news.mynavi.jp/article/oscilloscope2-6/

Tomはやっぱ弱電が好きですね。
やっぱ30V以下でないと怖いです。
今回の修理は、ちょっと危険なので中止したいと思います。
ネットでラミネータを調べてみたら、5000円以下で購入できそうなので、今回はあまりいじらない方が良いのかもしれません。