こんばんは、Tomです。昨日、一昨日とかなりのポカポカ陽気で、まさに春を感じました。もうすぐだと思っていたら、今日はぐっと冷え込んだ雨の朝でした。雨の為湿度も高く、寒々しい日になりました。まさに三寒四温の状態ですね。
さて、土日は日常の記事を書きましたが、また修理の記事の戻ります。金曜日、お友達の先生から連絡があり、先日修理したシミュレーターのセンサがパターを打つ時に方向がおかしくなるという事で特急の修理依頼がありました。いつも練習でお世話になっているし、このシミュレータがおかしいと、Tomも困るので、土日の時間があるときに見てみました。
1.バラシ
さっそくバラします。工程は以前載せているので、今回は解説無しです。
2.Tomの予想と確認
1)曲がりの予想
Tomは曲がりの原因は、下記の様に2つの予想を立てました。
① 衝撃でLEDが破損していたので、その隣にあるセンサだって破損しているかもしれない。
② 前回交換したLEDの波長が違うため光量が足りずセンサ出力が弱い
2)センサーの動作確認
センサにプローブを当て、オシロでセンサーを何も覆わない時と、センサーの前に反射物を置いた時の電圧を見てみました。
①何も覆わないとき
②センサの前に白い板を置いたとき
これをすべてのセンサーで実施した結果、すべて白(OK)でした。
1)の予測は外れました。
3.センサの中間出力を比較
次は、正規のLEDがついている部分のセンサと、前回交換したLEDの隣のセンサの出力を比較しました。
最大最小ではどちらも同じなので、反射板を中途半端な電圧のところに設定して、出力を比較します。
①正規のLEDのセンサ
②交換した950nmのLEDの近くのセンサ
すると、正規のLEDの方は反射板が同じ感覚でも、電圧が低いことが判りました。
つまり、LEDの光源を強く感じていることになります。
4.LEDの波長を変えてみる
先日秋月から購入したのは、950nm品と940nm品ですが、前回は950nm品を取り付けました。
そこで、今回は940nm品を取り付けてみます。
波形を見たところ、あまり大きな差はありませんが、こちらの方が少しは良いと思います。
手持ちはこれしかないので、これでいったん状況を見てもらうことにしました。
5.組付け動作確認
組付けて動作を確認します。
PCに接続し、Optishot2ソフトを走らせ、センサの上を白い板で素早く走らせます。
ボールはきちんと飛んでいるようです。
これで一旦状況を見てもらうことにしました。
6.その後のLED調査
今回の修理をしていた気になった事がありました。
このOptiShot2の解説では、どの解説を見ても、赤外線センサーを使用していると書いてありますが、LEDは薄く光って見えることです。
通常の赤外線LEDは肉眼では見えず、デジタルカメラでやっと確認できるレベルです。
よく調べてみると、赤外線でも近赤外線と言って、可視光に近いLEDもあり、そちらの方が光量は強い様です。
秋月には950nm/940nmしかありませんでしたが、RSコンポーネンツで調べると、860nmという波長のものがありました。
780nmあたりまでが可視光と言われているので、ちょっと近いかも。
お友達のゴルフの先生に相談した結果、ちょっと高いですが、これを注文することにしました。
これで復活してくれると良いですね。
お楽しみに!