アイコムの無線機 IC-275Dの修理 -その5-

こんばんは、Tomです。台風12号温帯低気圧になり、今朝は雨も降らず、ホッとしておりました。ところが、午後から本降りの雨。結構降りました。今も降っています。
さて、今日の記事は、また修理の記事に戻ります。IC-275Dの修理はーその5-になりました。
前回はFINALのトランジスタの前段のパワーモジュールの動作までを確認しました。

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今回はRFユニットをさかのぼります。

1.RFユニットのトリマーコンデンサの確認
RFユニット出力段のトリマーコンデンサ接触を叩いて確認します。

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そして、次にトリマーコンデンサを少し回してみます。

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トリマーコンデンサは大丈夫なようです。

2.RFユニットの取り出し
1)ユニットの取り出し
本体からRFユニットを取り出します。

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2)同軸が切れた
ところがMAINユニットから入力される同軸がグラついていました。

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3)同軸を修理し動作確認
ここかと思い、半田づけをして修復します。

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故障はここではありませんでした。

3.トランジスタの確認
今度は、トランジスタを手段から順に確認します。
まず、最終段のトランジスタを取り出して確認します。

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これです。
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半田付けされているヒートシンクを取り出します。

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これでやっとトランジスタが取り出せました。

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テスターでトランジスタの静止を確認します。

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トランジスタは『白』です。

4.その前段のトランジスタの確認
その前のトランジスタを確認します。
今度は面倒なので、トランジスタの前後にハーネスを取り付けオシロで確認します。

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これも『白』です。

5.RFユニットの入力までさかのぼる
次はRFユニットの前段迄さかのぼります。

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結果、RFユニットの入力の時点でNGですので、その前段のメインユニットおかしい様です。

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次回はメインユニットを追いかけます。
お楽しみに!