こんばんは、Tomです。今日も昨日に引き続きとても良い天気でした。うちのカミさんと母は、この陽気に任せて病院の帰りに蔵王山迄ドライブしたそうです。いいなぁ~。
さて、今日は修理ライフの記事です。先日、ディップメーターDM-81の修理を行い、発送したと思ったら、別のディップメータDM-800が壊れたそうです。今日はその記事です。
1.到着したディップメーター
本日帰宅したら、ディップメーターが到着しておりました。
2.動作確認
故障の症状は、バッテリー確認モードとOSCモードでメーターが振りきれるという事ですが、早速動作を確認します。
やっぱりメーターが振りきれますね。
3.ボリュームの確認
DM-800はとてもシンプルな回路です。なので接点不良になる箇所で故障が生じていると思われます。まずはボリュームを確認します。
ボリュームは問題ありませんでした。
4.配線の確認
次に、ハーネスの断線を確認します。電源からメーター迄のハーネスの断線や接触不良を探します。
ありました。グラグラしたハーネスが。ピンセットでつまんでみると、ポロッと取れました。
5.ハーネスの半田付けと確認
ハーネスの半田付けをします。
1)バラシ
2)半田付け
基板にアクセス出来たので、ここでハーネスを半田付けします。
3)動作確認
動作を確認します。
でもダメですね。
6.スライドスイッチの観察
後は接点となりそうなのは、スライドスイッチです。そこでスライドスイッチを観察します。
1)目視で確認
まずは目視で確認したら、なんだかスライドスイッチの接点の様子が均一ではありません。
2)スライドスイッチをマイクロスコープで確認
そこで、今度はマイクロスコープで観察してみることにしました。
3)異変を発見!
すると、スライドスイッチの接点に異常を発見しました。
①正常な接点
②異常な接点
③中央から左半分
スライドスイッチの中央から左部分
④中央から右半分
そうなんです。左側はバッテリーモード、右側はOSCモードで、どちらもメーターの針が振りきれるそうですので、どうやらこれが原因の様ですね。
7.接点をショートしてみる
接点が壊れている部分をピンセットでショートしてみます。
するとメーターは正常になりました。
これで原因は確定しましたね。
後はスライドスイッチを手に入れれはOKです。
楽しみです!