KENWOOD TS-670の修理 

こんばんは、Tomです。今日は、朝は曇り空でしたが、日中はすこぶる天気が良くなりました。ただ、空気は乾いていたので、爽やかな暑さでした。
さて、今日の記事は、修理ライフの記事で、『KENWOOD TS-680の修理』の記事です。

1.修理依頼があったTS-680
これは、お友達のSugiさんから修理の依頼があったKENWOODのTS-680です。故障の症状は、パワーが出ないという事らしいです。

2.動作確認
それでは、故障の症状の確認を行います。

1)確認の準備
机の上にある、12V の安定化電源の出力端子から電源を取り出します。

そして、出力端子にはダミーロードを接続します。

パワーボリュームを絞り込みます。

2)動作の確認
さあ、準備は整いましたので、動作の確認を行います。

PTTを押下し、マイクから音声を入力します。

しかし、パワーメーターが殆ど振れません。

Tomの無線機でモニターしましたが、音声らしき音は聞こえましたが、音声とは程遠い音です。

なかなかこれは手ごわそうです。

3.FM変調で動作を確認する
SSBでは音声がダメなのか?パワー段がダメなのかが判りません。
そこで、周波数変調のFMで確認します。周波数は21MHz帯を使用します。

きちんとパワーは出ていますし、Tomの無線機で音声をモニター出来ました。
AM変調でも問題ありません。

4.7MHzで再度確認する
周波数を7MHzに戻し、再度きちんと変調が出ているかどうかを確認します。
確認すると、SSBでもきちんとパワーが出ています。

5.3.5MHzでも確認する。
3.5MHzでも動作を確認します。

6.メンテナンス

どうやら、どこかの接点不良の様ですね。
取り敢えず、パワーのスライドボリューム、マイクゲインのスライドボリュームなどの、接点不良の解消を行いました。



これで暫く様子を見ます。
もう復活しているのかもしれません。
良かったです。