AMCRON(CROWN)のメインアンプ D-75の修理 ーその5ー

こんばんは、Tomです。今朝は積雪がありましたが、積雪は1~2cmでしたので、ちょっとの間雪かきをして終了でした。そして朝から晴天でしたので、雪もすぐに解けました。助かりました~。
さて、今日の記事は『AMCRON(CROWN)のメインアンプ D-75の修理』の記事に戻ります。前回で、LRのスピーカー出力が出る様になりました。しかし、問題点はまだありますので、さらに修理を行います。

1.まだ残っている問題点
前回で問題が解決したと思いましたが、先日修理したD-45Aと比較してまだ問題点が2つある事が判りました。

1)-35Vの放電時間が長い
電源OFF後、-35Vの放電時間が+35Vと比較して2倍以上の時間が掛かります。

2)右側の出力が歪んでいる
折角左右の出力が同じくらい出る様になったのですが、右側のスピーカー出力の音が歪んでいます。

2.電解コンデンサの取り外し
一つ目の問題点をクリアするために、電源平滑コンデンサを交換します。

1)平滑コンデンサ
まずはこの22000μFの電解コンデンサを取り出します。

2)ボトムカバーのバラシ

電解コンデンサはアルミの固定板についており、そこには1μFのフィルムコンデンサもパラでついています。

3)電解コンデンサのバラシ

4)電解コンデンサの容量確認
電解コンデンサの容量を確認します。

①1つ目

1つ目は20000μFです、

②2つ目

2つ目も20000μFでしたので、容量は問題ないです。

3.別の電解コンデンサの取り付け
それでは別の電解コンデンサを取り付けます。これは、譲って頂いた方から頂いたものです。
以前の取り付け方は、ちょっとリスキーなので、固定に取り付けず、圧着して加工します。

1)取り付けの準備
まずは電解コンデンサを取り付ける前に、前に取り付いていたフィルムコンデンサとアース棒を取り出します。

2)電解コンデンサにスリーブを圧着

3)電解コンデンサにGNGバーを圧着

4)電源ハーネスの取り付け
GNDの次に電源ハーネスを圧着します。

5)レイアウトの確認
配線が出来たらレイアウトを確認します。

これでは、電解コンデンサが収まりませんね。
この固定板は固定する機能は無くなったので、この固定板を加工する必要がありますね。

次回は固定板を加工し、電解コンデンサを収納します。
お楽しみに!