CROWN パワーアンプ PSA-2の修理 ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日は昨日に引き続き一日中雨でした。久しぶりに雨の日が2日も続きました。そして、最低気温が6℃と暖かく、最高気温がなんと8℃で、一日の高低差はなんと2℃いうこれも珍しい日でした。明日は晴れですね。
さて、今日の話題も昨日に引き続き『CROWN パワーアンプ PSA-2の修理』で、今回はその3となります。昨日の記事ではPSA-2のメイン基板、電源基板、パワーユニット4枚の合計6枚の基板を洗浄しました。今回は4枚のパワーユニット基板の半導体の生死を確認し、その後再ハンダします。

1.洗浄後のパワーユニット
洗浄し綺麗になったパワーユニットです。ドライヤーを掛けた後、1日自然乾燥させました。
結構綺麗になりました。

2.半導体の生死の確認
今回のメインの作業は再ハンダですが、その前に半導体の生死を確認します。

1)パワートランジスタ
まずは、パワートランジスタの生死を確認します。1ユニット5個も付いています。

意外や意外、パワートランジスタは全て生きていました。

2)ドライバーのトランジスタ
上記のパワートランジスタをドライブするトランジスタです。

3)ダイオード
最後はダイオードです。

4つのパワーユニット半導体は全て生きていました。良かったです。

3.パワーユニットの再ハンダ
半導体の生死が確認出来ましたので、次は今回の作業のメインであるパワーユニットの再ハンダです。

1)古い半田の除去
パワーユニットの基板はベタが多いので、熱容量が多く、半田吸い取り器だけでは半田がなかなか融けません。
そこで、半田ごてをターボモードにして、半田を溶かした後、半田吸い取り器で吸い取りました。

2)リードの磨き
パワーユニットは半田面に部品のリードが面接触で半田付けされています。これはとても良い事ですね。
古い半田を除去した後、カッターのエッジでリードを磨きました。

3)再ハンダ
そして、綺麗になったリードとパターンにフレッシュな半田を流し込みます。

結構、地味な作業なので根気が要りますね。1ユニット1時間かかりました。
まあ、昨日は雨降りでしたので、丁度良かったです。

4.洗浄
再ハンダした後は、古いフラックスをピンセットで剥がし、その後、パーツクリーナーと歯ブラシで洗浄します。

5.パワーユニットの基板のメンテナンス終了
これでパワーユニットの電源ユニットの基板の再ハンダ及び洗浄が完了しました。

6.半田が無くなった
パワーユニットの再ハンダが終了と同時に、半田が無くなりました。

半田(アルミット)はあるのですが、やはり小さなリールの方使いやすいので、アルミットを空リールに巻いて使用したいと思います。



これでPSA-2のパワーユニットの再ハンダが終了しました。
次回は、電源基板の再ハンダを行います。
お楽しみに!