CROWN パワーアンプ PS-200の修理 ーその13ー

こんばんは、Tomです。今日は一日中晴れ、最高気温は16℃迄上がりました。でも夜は風速12mの風吹き、暴風警報が出されました。これは、春一番?かな?
さて、今日の記事はまた修理ライフに戻ります。今日は先日の続きで『CROWN パワーアンプ PS-200の修理』の話で、今回はその13となります。今回はFBループのLチャネルとRチャネルのトランジスタを交換実験します。これで、もしトランジスタに原因があったら、別のチャネルで発振が起こるはずです。

1.トランジスタの交換実験プロセス
FBループにあるトランジスタ交換プロセスは以下の通りです。交換は2個づつ行います。まずはQ201、202から実施します。

1)マーキング
トランジスタの頭に白いマジックで印を付けます。

2)トランジスタの取り出し
Q201、Q202を取り出します。


3)部品確認
部品のチェッカーでトランジスタの生死を確認します。

4)部品の交換
このトランジスタをQ101、102(別チャンネル)のトランジスタと交換します。

5)発振の確認
部品を交換後、発振が収まっているかどうかの確認を行います。

結果はNGでした。

2.Q203,204の交換実験
続いてQ203,204のトランジスタの交換実験です。

交換後

結果はNGです。

3.Q205,Q206の交換実験
Q205,Q206の交換実験です。


やはり発振は止まりません。

4.Q207,Q208の交換実験
最後にQ207、Q208の交換実験を行います。

やはり結果はNGでした。

Q201からQ208までの8つのトランジスタの交換実験をおこないましたが、結果は発振が止まりませんでした。
トランジスタは、発振には影響なかったですね。
この発振はなかなかしつこいですね。
でも、次回は必ず発振を止めたいですね。