CROWN パワーアンプ PS-200の修理 ーその12ー

こんばんは、Tomです。今日は晴れましたが、風が強く最高気温は8℃までした上がりませんでした。でも、明日からは2~3日は暖かくなるようです。嬉しいですね。
さて、今日の話は『CROWN パワーアンプ PS-200の修理』の話です。2月1日から次々と修理依頼がありましたので、依頼品を優先し、PS-200の修理はお預けでした。しかし、先週末やっと依頼品の修理が終わりましたので、先週末、1か月半ぶりにPS-200の修理に取り掛かりました。今回はFBループ内のコンデンサに対し、一つ、一つ同じ値のコンデンサをパラレル接続し、発振が止まるかの確認を行いました。

1.FBループ
これが、PS-200のOPアンプからパワーアンプの入力迄のエリアのフィードバックループです。

2.FBループのコンデンサにパラレル接続
このFBループの回路内のコンデンサの一つ一つに同じ値のコンデンサをパラレル接続します。
目的は、もしコンデンサの容量が無い場合、あるいは故障している場合、パラレル接続すれば元の値になります。
それを一つ一つ確認して行きます。

値が無い時には、コンデンサを組み合わせて設置します。

その後、発振を確認します。

3.コンデンサの設置と発振の確認
それでは、一つずつコンデンサに同じ値のコンデンサを設置して、発振の有無を確認します。

1)C202 47pF

発振止まらず。

2)C203 120pF

発振止まらず

3)C204 200pF

発振止まらず

4)C205 0.01μF

発振止まらず

5)C206 47pF

発振止まらず

6)C207,C208

発振止まらず

7)C209 200pF

発振止まらず

8)C210 0.002μF

発振止まらず

今回の調査では、FBループ内のコンデンサの問題で、発振が起きてはいなかった様です。
次回は、FBループ内のトランジスタのL/Rの交換実験を行います。
地味な作業が続きますが、ここは耐え忍ぶしかないですね。
次回をお楽しみに!