SONY カセットデッキ TC-4300SDの修理 ーその13ー

こんばんは、Tomです。今日は一日中晴れで、最高気温は30℃を超え、真夏日になりました。でも、明日はもっと熱くなるそうです。まだ6月なのにね。
さて、今日の記事は、昨日に引き続き修理ライフの記事です。昨日の記事では、SONYカセットデッキTC-5350SDの修理がほぼ一段落しました。そこで、以前からモーターの障害でなかなか完了しなかったSONYカセットデッキTC-4300SDの修理を再開しました。前回は折角完了したと思ったらモーターが突然ご臨終になりました。そこで今回はモーターを分解し一か八かの賭けに出ようと思いました。そしたら、なんと突然モーターが復活しました。

1.モーターが御臨終になったTC-4300SD
これが何度も修理をしてなんとか修理が完了したと思ったら最後にモーターが御臨終になったTC-4300SDです。

今まで、モーターを2回バラシましたが、2回とも失敗しました。
なので、今回は一か八かの賭けに出ます。

2.本体からモーターを取り出す
それではモーターをばらす為に、本体からカセットデッキユニットを取り出し、モーターを取り出します。

モーターをばらす為に、プーリーを取り外します。

3.モーターをばらす前にちょっと確認
それではいよいよモーターをばらしますが、モーターをばらす前に確認する事があります。それは、モーターに供給される電源の波形を確認する事です。

電源を入れPLAYを押下します。
そしたら、意外や意外、モーターが回転しています。
しかも、トルクも十分にあります。

回転スピードを替える可変抵抗を回すと、きちんと回転数が変わります。

これはもしかするとモーターが復活したのかもしれません。

4.組付けと確認
モーターとデッキユニットを組付け動作確認を行います。

1)組付け

2)動作確認
それでは動作確認を行います。

おおーっ!きちんと動作しています。

5.調整
それでは、再度モータースピードとワウフラッターを調整します。

1)スピード調整

2)ワウフラッター測定

これでOKです。

6.仕上げ
それでは、ピカピカに仕上げます。

1)ツマミを取り除く

2)フロントパネルを洗浄する。

3)操作レバーをピカピカに

4)ツマミを取り付ける
綺麗になったツマミを取り付けます。

7.完了!
TC-4300SDの仕上げが完了しました。
新品の様にピカピカになりました。



これでTC-4300SDの修理も完了です。
なんだか潮目が良い方向に変わりました。
どんどん修理も解決する方向に向かいました。
達成感ありですね。