たまにはこんな回避の仕方も・・・・・。

こんばんは、Tomです。今日、会社の帰りにゴルフの先生の所にレコードプレイヤーを届けに行きました。プレイヤーをセットし、配線も行って、いざ音出し・・・・・・あれ?音が出ない。おまけにガサゴソと言う音も。やられた・・・。これは先日先生に差し上げたSONYのアンプのPHONOイコライザアンプがイカレているんだとすぐに判った。先日差し上げる時には、AUXなどの入力は確認したが、PHONOまでは確認しなかった。今日持ってきたプレイヤーを置き去りにして、今度はアンプを持ち帰り。なんか先生に申し訳ない気持ち。

1.再現実験
家に帰り夕食を済ませ、いざ修理!。まずは、再現実験。持ち帰ったアンプにAUXの入力とプレイヤーを繋いでみると、やはりPHONOアンプの音が出ない。かすかに音は聞こえているようだが、ガソゴソという音の奥にこもった音が・・・これはきっとイコライザアンプの部品の接点不良であろう。

2.アンプをバラす。
このアンプのバラシは非常に簡単。サイドのネジ4本を外すだけで、アンプの臓物が見えた。

3.イコライザアンプを見つける。
更にリアパネルの近くを見るとピンコネクタの後ろに基板が・・・・。おそらくこれがPHONOイコライザアンプなのだろう。と言うことで、リアパネルを外しにかかった。リアパネルのバラシも簡単。ネジ3本を外すだけ。
基板を見るとシルクでEQAMPと書いてある。やはりこれがPHONOイコライザアンプ基板である。PHONO入力後すぐにここで増幅することで、増幅度の高いアンプにノイズを乗せない様な設計になっている。それに各種入出力コネクタの基板と兼用なのでなんと合理的。

4.基板の再半田
さてこの基板を外すかな??????あれ。基盤を止めているネジが無い。そうなんです。この基板は、コネクタが直に付いていて、そのハウジングもこの当時流行った熱溶着。ネジ無しと言う構造。合理的であるが、サービス泣かせの設計です。仕方なく、半田を吸い取り、再半田をするということろまでにしました。
写真は、再半田前の基板。リードとパターンの半田が分離しているように見える。

5.確認
仮組みし、音出し確認です。うまく復活するかな〜?スイッチオン!・・・・・
やはり、ダメです。やはり到る所で接点不良が生じている様です。これでは先日修理したYAMAHAのC-2aの様に部品一点一点を外し、ヤスリがけをして再度半田付けをするということをしなくてはいけません。しかし、この基板は外れない構造。どうしようかな??暫く考えました。

6.こんなやり方も・・・。
Tomは暫く考えていると、ピカッと閃きました。そうだ、昔お友達のKさんから頂いたLAXKITのミニアンプの事を思い出した。これにはたしかPHONOイコライザアンプが付いていたはず。しかもこのアンプは頂いてからもう何年も使用していない。使わないのならこれを生かそう!このアンプをSONYのアンプの前段にPHONOイコライザアンプとして入れ、その出力をSONYのアンプに入れよう!
でも暫く使用していないので、音が出るのかな?そう思いながら、配線を実施。
両方のAMPをスイッチON!・・・結構いい音で鳴り出した。これで行こう!



たまには、直せない時もあるんです。基板は外せないし、外せても部品もないし。
でも、こんな回避の仕方もあるんですね〜。