健康器具の修理 −その1−

みなさん、こんばんは、Tomです。昨日と今日は、とても寒い日でした。特に今日の夕方は、氷点下3度でした。明日の朝は、更に気温が下がるでしょう。

さて、昨日ゴルフの先生の所にTomのアンプを届けてきました。その時、先生におばあちゃんの健康器具が壊れたので修理して欲しいと依頼を受けました。

それがこれ!なんかイオンを発生する布団。そしてヒーターも付いている布団です。
故障の状況は、ヒーターの部分の電源が入らないとか・・このコントローラが怪しいです。

1.早速バラシ
 さあ、早速バラシの開始です。

 1)開口部を探す。 
 まずは開口部を探します。ところが、どこを探してもビスがありません。そこで、カバーの上下の隙間にドライバーを入れて割を入れてみたのですが、それでも足の部分でがっちり固定されています。通常この足が怪しいのですが、足にはプラスチック素材が埋まっていて、ビスの形が見えません。

 2)足にドリルで穴を開ける。
  どう考えても、この足の中にビスが埋まっていると思われる。そこで、足にドリルで穴を開けることにしました。


 3)ビスがありました!
  ビスが見えてきました。

 4)ドライバーでビスを開ける

 5)バラシ成功!
 

2.故障解析
 さあ、ばらした所で、次は各部の確認です。

 1)まずは、フューズ。
  まずはフューズを点検。目視ではOK。そしてテスターでチェックしてもOKですので問題なしですね。

 

 2)温度フューズ+抵抗のハイブリッド抵抗をチェック
  次は温度フューズ+セメント抵抗のハイブリッド抵抗をチェックしました。
  Tomはこんなセメント抵抗を見たことがありません。


 ①セメント抵抗1
  これはOKです。


 ②セメント抵抗2
  これはショートしています。

 ③温度フューズ
  これは、オープンです。

 
  
 結論:この抵抗ユニットの抵抗の片方がショートして、温度フューズが故障したと思われます。

3.部品の検索
 さて、このハイブリッド抵抗&温度フューズですが、Tomはこんなの見たことがありません。しかしこの抵抗をよく見るとMICRONと書いてあります。そこでWebで検索することに。結果、この素子は、ミクロン電気の温度フューズとセメント抵抗のハイブリッド抵抗
RMT-02)である事が判りました。

しかし、この型番は分かりましたが、実際に360Ωで、温度フューズが91℃の物があるかどうかが判りません。明日、ミクロン電気に電話をしてみます。