健康器具の修理 −FINAL−

おはようございます、Tomです。

さて、今日の話題は、先日、修理をして温度フューズ以外は問題はないと判断した健康器具の修理の続きです。
冬休みの後半、ヘッドフォンと一緒のタイミングで、部品(温度フューズ、抵抗)が千石通商から届きました。
そこで、今回は温度フューズを再生して、コントローラの動作を確認します。

1.ハイブリッド(温度フューズ+抵抗)抵抗の中身を取り出す
 ハイブリッド抵抗は、抵抗2本と温度フューズがセメント抵抗のセラミックで一体になっているものです。当初は、購入した抵抗と温度フューズをエポキシパテで固めて制作しようか?と思っていました。ところが、このハイブリッド抵抗の裏側を除くと、何だか材質が異なります。ちなみに精密ドライバで少しこすると簡単に削れることが判りました。

 

 そこで、どんどん削ってゆくと・・・・・温度フューズが見えてきました。なーんだやっぱり普通の温度フューズが埋め込まれているだけなんだ。だったら、もっと削ってしまおう!とどんどん削ることに。この感覚は何だか、お祭りの出店によくある『型抜き遊び』のような感覚です。

型抜き遊びとは・・・・・
http://lovemanual.lovesick.jp/A28_1.htm

 

もう少しで温度フューズが取り出せると思った時、『パリン!』とハイブリッド抵抗が割れてしまいました。まるでお祭りの時の様に・・・・。ちょっと残念です。

2.温度フューズのフォーミング
 今度は、温度フューズを同じ大きさにフォーミングします。
 
 これでバッチリです。

3.エポキシパテでハイブリッド抵抗を作る
 いよいよエポキシパテを使用し、ハイブリッド抵抗を製作します。
 1)これがセメント系のエポキシパテです。

 2)温度フューズを挟みエポキシパテで埋める
 先ほど2つに割れたハイブリッド抵抗に、新しい温度フューズを入れ、隙間にエポキシパテを入れこんで、元に戻します。

 3)上面もパテで囲う
 上面もすっぽりパテで囲います。

 

 4)ヤスリで成形
 最後にヤスリで綺麗に成形します。
 なかなかいいでしょう?これで、ハイブリッド抵抗の出来上がりです。

4.基板に取り付ける
 ハイブリッド抵抗を基板に取付ます。

5.スイッチ、パイロットランプの配線
 スイッチとパイロットランプの配線を行います。

6.動作確認
 実際に電源を入れて、動作を確認します。と言ってもここにはコントローラしかないので、コントローラのパイロットランプがきちんと点灯するかを確認します。合格です。

7.清掃とボリュームのつまみを取付け、完了!
最後に、マジックリンと歯ブラシで清掃を行い、ツマミを取付けて、完了です。

後は、今度先生の所に納品して、実際に布団に接続して様子を見てもらいます。
しばらくは、目の届く範囲で使用していただき、問題がなければ、夜に使用もOKだと思います。何せ、温度フューズ以外は、どの部品も壊れてい無いようですので・
・・・。