Four Play のCDを復活させました。

こんばんは、Tomです。宮城県は昨日から大雨特別警報になり、近くの阿武隈川とその支流がかなり増水しました。幸い氾濫や堤防の決壊が無かったため、被害はなかったのですが、Tomの町中では、一部冠水したところもありました。久しぶりの大雨で、Tomの会社は休業でした。

さて、突然の休業でしたので、Tomは兼ねてから挑戦してみたいと思っていたCDの復活に挑戦しました。
CDの復活?何の事??と思わる方もいらっしゃるかもしれません。
それは、CDに傷などがついて音飛びがしてしまったCDを修復する事です。
昨日ご紹介したラリーカールトンのCDの中にFour Playの『energy』というCDがありました。実はこのCD、結構気に入っていたのですが、なんと傷がついてしまい、3曲目の1分30秒あたりで音飛びがするようになりました。今回は、このCDを何とか復活させたいと思います。

1.CDの表面を観察
まずは、CDの表面をマイクロスコープで観察します。

表面には、このような傷がついていて、これが原因で音飛びがするようです。

2.メンテナンスに必要なもの
CDの修復に用意するものは、この2つ。

 1) 紙やすり(水ぺーパー)800番、1000番、2000番 

 2) ヘッドライトの曇り取り

つまり、CDの材質は、車のヘッドライトと同じポリカーボネートです。以前行ったヘッドライトの曇り取りと同じことをすれば、復活する可能性大です。

<以前実施したヘッドライトの曇り取りの記事>

http://d.hatena.ne.jp/tomtom1ono/20140517/1400323736

2.CDの傷取り

 まずは、800番の紙やすりで、CDの傷の深さまで削りとり、傷をなくします。

 1)800番の水ペーパーでCDの表面を削る。 

流石に800番だと、CDの表面は真っ白です。

 2)表面をマイクロスコープで観察
 マイクロスコープでCDの表面を観察します。

 3)再生してみる
 この状態で、CDプレイヤーにかけてみます。予想通りNGでした。

3.2000番の水ぺーパーで磨く
 それでは、次にCD表面の磨きに掛かります。

 1) 2000番の水ぺーパーで磨く
 まずは、2000番の水ぺーパーで磨きます。

少し、透き通って来ました。

マイクロスコープの画像

 2)再生してみる

 これもNGですね。
  
4.ヘッドライト曇り取りで仕上げ
 1)コンパウンドで磨く
 これは、クリーナー1という液ですが、明らかにコンパウンドです。これを布に付けて表面を磨きます。

こんなに透き通ってきました。

 2)コーティング液の塗布
 次に表面にコーティング液を塗布します。

 3)再生してみる
 CDプレイヤーにセットして、再生を試みます。
 

 今度は、CDを認識し、再生が始まりました。でも、あちこち音飛びが発生しますね。

5.再度研磨する。
 そこで、上記3、4の工程をもう一度実施します。
 するとCDの表面はこんなに綺麗にになりました。
 

それでは、CDを再生してみます。

今度は、音飛びは発生せずきちんと再生されるようになりました。
問題の3曲目の1分30秒付近の音飛びも解消。

このCDの曲をすべて再生し、確認しましたが、どの曲も問題なく再生されるようになりました。
めでたし、メデタシ!
簡単ですので、皆さんも再生できなくなったCDが有ったらトライしてみては?
でも、あくまでも自己責任で実施してくださいね。