LINNのプリアンプ KAIRNの修理 −その5−

こんばんは、Tomです。今日は、朝からどんより雲がかかっていて、時折雨。ちょっと肌寒かったですね。でも、明日は晴れて暖かい日になりそうです。明日は、久しぶりのゴルフラウンドです。楽しみですね。

さて、LINNのプリアンプKAIRNの修理ですが、今日でーその5ーになりました。前回はDAコンバータの出力を見ましたが、電流OUTなので、電圧は見れないので、そこまででした。そこで、今回はその続きです。

1.抵抗をつなぎ電圧を出してみる。
電流はオシロスコープでは見れません。(正確には電流プローブでは見れますが)
そこで、抵抗をつけて電圧を見れるようにしたいと思います。

電流出力は、15番と17番ピンです。

抵抗を片側GNDにはんだ付けして、もう片方はICの電流出力に当て、そこにプローブを当てます。

結果、出力は出ていませんね。

この結果は、壊れているのか、電圧がきちんと見えないのかよくわかりません。

2.リファレンス機の登場
どうしようもないので、TomのKAIRNを取り外してリファレンスにすることにしました。

同じKAIRN Proですが、基板の材質が違いますね。それから故障しているのはトランス電源。Tomのは、スイッチング電源です。

3.プリアウト前段の抵抗で正弦波を確認
DAコンバーターの出力やはりオシロで見ることはできませんでした。
そこで、プリアウトの周辺で電圧が確認できるところを探したところ、プリアウト直前の抵抗のところで正弦波を確認することが出来ました。

ところが、故障しているアンプは、同じ個所でも正弦波を確認出来ませんでした。

DAコンバーターと抵抗の間に問題がありますね。

4.故障機をばらす
DAコンバータと出力前段の抵抗に問題があることは分かりましたが、近距離の回路の問題を見つけ出すのは基板を取り出し、パターンを追いかけてみないと分かりません。
そこで、故障機をバラスことにしました。

1)操作パネルのコネクタを取り除く

2)電源コネクタを外す

3)フロントパネルをバラす

3)トランスをバラす

4)リアパネルをバラす

5)基板をバラす