LINNプリアンプ KAIRNの修理 −本当のFINAL−

こんばんは、Tomです。東北地方は、昨日からぐっと冷え込んで、昨夜は一晩中冷たい雨が降っていました。今朝は晴れたのですが、やはり少し寒いですね。

さて、今日は少し寒いし、外も湿っているので、本来は管理機の修理を行うつもりでしたが、今日は家の中の活動にしました。期待されていた方、大変申し訳ございません。
Tomは軟弱なので、寒いとやる気になれません。

それだけではなく、先日KAIRNの修理はほぼ完了し動作も確認しましたが、まだやり残している事を思い出したのです。それは2つあって、一つは、電源の電解コンデンサタンタルコンデンサに替える事。そして、もう一つは、バックアップの電池を購入してきて、バックアップの動作確認を行う事です。これを終了しないと、発送できません。

1.タンタルコンデンサをGET!
10μF35VのタンタルコンデンサをGETしました。

ところで、皆さん知ってますか?
最近はアマゾンでも電子部品を売っているんです。
アマゾンはそこまでやるかって感じですが、Tomはとても嬉しいです。

2.タンタルコンデンサを取り付ける
電解コンデンサでも容量は同じなのですが、ここの部品は、周波数のスイッチングノイズをとるための物ですので、やはり周波数特性の良いタンタルコンデンサを使用することにしました。
やっぱりオーディオ用ですから、ノイズは入れたくはありません。
早速、電解コンデンサタンタルコンデンサに変更します。

1)修理に使用した電解コンデンサ

2)タンタルコンデンサに交換

3.動作確認
交換後、動作を確認します。

1)+24V

2)-24V

3)+5V

±24Vは、23Vですが、この後三端子レギュレータで、±15Vに落とすので、全然問題なしです。
なんかオシロスコープの波形を見ると、先日よりも線が細くなり、綺麗になった感じがします。やはりタンタルコンデンサのお陰でしょうか?

4.バックアップ電池の設置
バックアップの為のニッケル水素電池の購入を忘れていました。
そこで、今日外出のついでに、100円ショップでニッケル水素電池を3本購入してきました。

これを先日取り付けた電池ボックスにはめ込みます。

電池ボックスをマジックテープで貼り付けます。
これなら、電池交換も楽々ですし、基板に液漏れもありませんね。

5.動作確認
さあ、最後の動作確認を行います。今回の確認は、バックアップメモリーがきちんと動作するかです。

1)電源投入後

まず、第一回目の電源投入は、データが」メモリーされていませんので、エラー表示の後、ボリュームは50の値を示します。

2)ボリュームを35にセット
その後、リモコンでボリュームの値を35にセットします。

3)電源をON/OFFしメモリー動作を確認
その後、一旦電源をOFFし、しばらくしてから、電源をONしてみます。
すると、今度はきちんとボリュームの値を35に表示しました。

これで最終動作確認はOKです。

6.本当の仕上げ
さあ、本当の仕上げに入ります。

1)カバーの取り付け
最後のTOPカバーをねじ止めします。

2)光沢材で磨き上げる
最後に光沢材で磨き上げれば終了。

こんなに綺麗になりました。

7.梱包
修理が終わりましたので、梱包して、明日朝一番で発送します。

お楽しみに!

今回修理したKAIRNは、これであと20年以上は使用出来ると思います。
但し、電化製品は、メカと違い、使い続けることが大事です。
使わないとあっという間にダメになります。
いつまでも大切にお使い続けください。