LINNのプリアンプ KAIRNの修理 ーその9ー

こんばんは、Tomです。今日は暖かったですね〜。気温は20℃を超えたと思います。でも、夕方から天気は一変。曇り空になり、風も吹き、最後は雨まで降ってきました。明日は、寒くなるのかな?

さて、今日の記事もLINNのプリアンプ、KAIRNの修理です。昨日は、メイン基板の動作が確認出来ました。これで、どちらも動作の確認が出来ましたので、今度は、またフロントパネルにもどり、以前間に合わせで半固定抵抗で対処した部分を、今度はきちんと固定抵抗に交換します。

1.半固定抵抗をバラす
半固定抵抗をばらしますが、まずはカバーを取り外します。

この半固定抵抗の基板を取り外します。

次に、ピンセットを使用して、半固定抵抗の基板を『エイヤッ!』と起こします。

そして、半田付けの部分を取り外します。

そして、基板の両面テープを剥がし、パーツクリーナーで綺麗にします。

2.コンデンサも取り外す
ついでに、基板の裏側のセラミックコンデンサを取り外します。

これで、準備完了!

3.まずは抵抗を取り付け
まずは、取り外した半固定抵抗の場所に固定抵抗である、240Ωと360Ωを取り付けます。

4.積層セラミックコンデンサの取り付け
そして、0.1μFの積層セラミックコンデンサも半田付けします。

5.ショートの確認
取り付けた部品とパターンのショートを確認します。

大丈夫ですね。

6.動作の確認
さあ、いよいよ動作の確認です。
フロントパネルを組み立てないで、こんな感じで接続します。

電源をONします!
そして、リモコンでボリュームを変化させてみると、きちんと動作しますね。

7.基板を洗浄
基板をマジックリンで洗浄します。

8.ホットメルトで部品を固定
洗浄の後、今回取り付けた部品が安定して動作する様、ホットメルトで固定します。

9.最後にニスコート
フロントパネルの動作は確認出来ましたので、最後に基板をフロントパネルに組み立て、ニスでパターンを再度コートします。

1)基板を組みたてる。

2)ニスコートする
最後に、もう一度基板のパターンにニスコートを行い、基板の劣化を防ぎます。

これでフロントパネルは、OKです。
もう少しで完成です。
楽しみですね〜。