なんちゃって5ウェイマルチシステムの実験

こんばんは、Tomです。今日も一日中とても天気が良く、ものすごく暑い日でした。日本列島というか地球はどうなったんでしょうか?私が10年前上海に駐在していたころの気温とさほど変わりません。なんだか、一年毎に急激な変化をしているような感じがします。ドイツやベルギーも大雨/洪水でとんでもないことになっています。
さて、Tomは先日念願の4ウェイマルチアンプシステムを構築しました。クロスオーバー周波数、音圧、位相、スピーカーアライメント、スピーカーのセッティングも完了し、とても素敵な音で鳴っています。
でも、2台目のチャンデバのLとMが余っていてちょっともったいない感じです。そこで、今回は手持ちの機器で簡単になんちゃって5ウェイマルチアンプシステムの実験をしてみました。

1.Tomのメインウーファー
Tomの低域のスピーカーは、Tomの会社の先輩から譲っていただいたTANNNOYのHPD-385 です。これは元々ラクタンギュラーヨークの国産箱に入っていて、このスピーカーシステムを1セット2万円という破格で譲っていただいたのです。
その後、スーパーレッドモニターの箱を別の方からなんと只で頂き、HPD-385 をそれに埋め込みました。
でも、ウェッジがボロボロになったので、山形の鶴岡にあるオーディオラボオガワというお店でエッジ交換とオーバーホールをして頂きました。その費用は、不要になったレクタンギュラーヨークの箱をヤフオクで売って賄いました。
オーディオラボオガワの記事を見つけました。もしかするとこの修理したスピーカーはTomのものだったかもしれません。

relicfreq.com

2.HPD-385の問題点

HPD-385Aは同軸2ウェイでとても良いスピーカーなのですが、中域がイマイチでジャズを聴くのには物足りません。これは、JBLの2450と自作のウッドホーンで解消し、ツイーターもJBLの2402、2405でカバーしてとても良い中高音になりました。
しかし、ウーファーは20Hz迄きちんと出ますが、ベースのアタック音がイマイチ弱く、締った低音になりません。
そこで今回は5ウェイといっても、スーパーウーファーを追加するのではなく、ベースのアタック音付近を増強する為のサブウーファーを付加しようという実験を行います。

3.なんちゃってウーファー
なんちゃって5ウェイにはなんちゃってスピーカーですね。
Tomはそんなに立派なウーファーを持っているわけではありません。そこでまずは手持ちのAVのサブウーファーをDriveRackPA2に繋げて、実験を行います。

f:id:tomtom1ono:20210720185941j:plain

このスピーカーはアンプを内蔵しているアクティヴスピーカーなので、DriveRackPA2からの信号を入力しするだけで、OKです。このケーブルも昔作って今は遊んでいるXLR-RCAケーブルを活用しました。

f:id:tomtom1ono:20210720190346j:plain

4.セッティング

あくまでも実験ですので、現在調整中のラックの中にあるDriverackPA2のlow信号からサブウーファーに接続するだけです。

f:id:tomtom1ono:20210720190559j:plain

なんでアンプのラックが斜めになっているか?と疑問に思われたと思いますが、まだ調整中なので、配線や何やらをいじる為には背面に回り込むのが面倒なのでまだ斜めになっています。すべて完了したら、きれいに押し込みますね。

5.チャンデバの調整

チャンデバで、80Hz~120Hz付近だけをサブウーファーに持たせ、ベースのアタック音が出る様にして、4ウェイシステムに付加しました。そして、PA2でスピーカーアライメントや位相調整もPCで行いました。

f:id:tomtom1ono:20210720191025j:plain

するとどうでしょう?こんなちんけなAVのサブウーファーを追加しただけでも、システム全体の輪郭がきちんとしてきました。なかなかいいですね。今後は様々なソースを聴いて周波数や音圧をもう少し調整したいと思います。

今回の実験は、オーディオマニアからは、何やってるの?と言われそうですが、HPD-385でジャズを聴くための弱点を克服出来たのでそれはそれで自分なりにヨシ!と思っています。
やっぱり、オーディオは無限の可能性があって楽しいですね。