LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン12 ーその7ー

こんばんは、Tomです。今日は晴れたち曇ったりの天気でしたが、とても穏やかな日でした。この時期の宮城県は毎年とても安定しています。
さて、今日の記事は久しぶりに『LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン12』で今日はその7です。
スイッチぐ電源のブリッジがやっと海外から届きました。なので、ブリッジを交換して動作を確認します。

1.海外から届いたブリッジ
これが海外から届いたブリッジです。

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2.先日から取り外していたスイッチング電源に異変が・・・・・
ブリッジが来るまでスイッチング電源をばらした状態で保管していました。
ブリッジを取り付けようと、スイッチング電源の基板を見たら・・・・・あれ? 
電解コンデンサが落ちていました。

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これはどういう事でしょう?

LINNの電源ってこんなに品質が悪いの?

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3.電解コンデンサの取り付け
それでは早速電解コンデンサを取り付けます。

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4.ブリッジの取り付け
ブリッジを取り付けます。
これが、壊れたブリッジです。

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そして、これが海外から届いたブリッジです。

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印刷の位置が反対です。それからブリッジの足も酸化していますね。
この足を磨いて半田付けします。

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5.105℃品の電解コンデンサに交換
ブリッジが届く間に、105℃品の電解コンデンサも届いていました。
そこで、この機会に、電解コンデンサも105℃品に交換します。

1)33μF 50V
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2)100μF 50V
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3)220μF 50V
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電解コンデンサの交換が終了しました。

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6.動作確認
早速動作確認を行います。

1)100V(ブリッジ前)
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2)ブリッジ&平滑コンデンサ
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ブリッジが正常になり、1次側の回路が正常になりました。

3)二次側の電圧の確認
それでは、2次側の出力を確認します。

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期待しましたが、やっぱいダメですね~。

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スイッチング電源はまだきちんと発振していないようです。
この後は、スイッチング電源の発振に関する追及を行います。
お楽しみに!