こんばんは、Tomです。今日の天気は一日中晴れでしたが、最低気温2℃、最高気温10℃と結構寒い日でした。この寒さは暫くは続きそうです。折角の週末も寒そうですね。
さて、今日の記事は昨日に引き続き『DENON CDプレイヤー DCD-1650AZの修理』で、今回はいよいよFIANLとなります。
前回はピックアップの信号を増幅する基板をバイパスし、入力ゲインを1にする手術を行い、なんとかCDを認識できるようになりましたが、まだ不安定でした。そこで今回はその不安定さを取り除く修理を行います。
1.ピックアップのキャリッジをばらす
CDの読み取りが不安定という症状でしたが、Tomが思うにCDとピックアップの距離が一定に鳴っていない可能性がありますし、CDが改定している時にぶれているようにも見えます。そこでピックアップのサスペンションを調整するために、キャリッジユニットをバラします。
2.バネの調整
これがキャリッジを支えているコイルバネですが、これが経年劣化でヘタって来ています。でも、交換部品があるわけではないので、バネを少し引っ張って、丁度キャリッジのストッパーの高さまで元る様に調整します。
3.組付け
バネの調整が終わったら、キャリッジを組付けします。
4.動作確認
CDユニットのハーネスをメイン基板に全て接続し、動作を確認してみます。
おお~!今度はすこぶる安定してCDを読み込むことが出来ています。
5.組付け
動作確認が出来たので、ある程度の所迄組付けます。
6.洗浄
全てを組付ける前に洗浄を行います。
1)フロントパネルの洗浄
2)リアパネルの洗浄
3)コネクタの洗浄
4)TOPカバーの洗浄
7.組付け、動作確認、仕上げ
最後にTOPカバーを組付け動作確認を行います。
1)TOPカバーの組付け
本体もとても綺麗になりました。
2)動作確認
最後に動作確認を行います。
きちんとCDを認識します。
3)音声の確認
ヘッドフォンで音声の確認を行います。
きちんと音声も確認出来ました。
合格です。
4)仕上げ
最後にピカピカに仕上げます。
新品同様になりました。
これでDCD-1650AZの修理は終了です。
今後は安定してCDの演奏が楽しめると思います。
しかも、このCDプレイヤーは、結構高音質の物ですので、末永くご使用ください。