こんばんは、Tomです。今日も昨日に引き続きとても暑く、最高気温はなんと37℃と猛暑日で、危険な暑さでした。この暑さは後一週間続くようです。今年の夏は厳しい暑さですね。
さて、今日の話は、先日の修理の記事に戻り『MARANTZ BDプレイヤーの修理』の話で今回はFINALとなります。
トレーの引っ掛かりの原因が判りましたので、それに加えてトレーの滑りを改善し、最後の仕上げを行います。
1.トレーの引っ掛かりの原因と対策
トレーが出なくなる原因は、どうやらトレーの前面にあるパネルとトレーの摩擦が原因の様でした。通常はトレー開閉モーターとプリ―を繋ぐOリング(ゴムベルト)が経年劣化でのびて、滑りを起こすことが多いのですが、それでは無いようです。
そこで、トレーのフロントパネルの取り付け部のスプリングや機構とトレーとハウジングレールの摩擦係数を下げるために、シリコングリスを塗布し、引っ掛かりと滑りを良くしました。
2.動作確認
摩擦を少なくすることで、トレーの開閉はかなりスムーズになりました。
この開閉動作を約50回実施し、一度もトレーが引っかかり出てこないという現象はありませんでした。
これでOKですね。
3.組付け
それでは組付けを行います。
1)リアパネルの組付け
2)BDユニットの組付け
BDも正式に組付けます。
3)フロントパネルの組付け
フロントパネルも仮組でしたので、正式に組付けます。
4.組付け後の動作確認
正式に組付けた後、動作確認を行います。
1)トレー動作の確認
2)CDの読み取り動作確認
CDの読み取りもOKですね。
5.仕上げ
TOPカバーを取り付ける前に、各部を洗浄し仕上げます。
1)リアカバーの洗浄
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2)端子の接点復活
端子はピカピカになりました。
3)フロントパネルの洗浄
6.組付けと最後の動作確認
最後にTOPカバーを組付けます。
そして最後にリモコンでのトレー開閉動作も確認し終了です。
本体だけでなく、リモコン、電源ケーブルも帰省に洗浄して出荷します。
今回の修理は、トレー開閉動作の修復という割と簡単な内容でしたが、通常ではBDユニットはもっと簡単に取り外せるのですが、今回の製品は、BDユニットをばらすのが非常に困難でしたしたので時間がかかってしました。
本来は時間は、もっと早く修理が出来るのですが、今回は、取り付け機構がかなり面倒な状態でした。
末永くお使いください。