今年の音質向上の為のDACのクロック精度向上 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日の天気はほぼ一日中晴れで、最低気温が4℃、最高気温が11℃の穏やかな天気でした。あすも天気は良い様です。楽しみですね。
さて、今日は今年初のオーディオライフの記事です。
昨年末、TomはVRDS-10のマスタークロックをTXCOに変更してみました。
最近、デジタルオーディオは、音質向上の為に、高精度のマスタークロックを外部クロックを入力させることで、発振器のジターを減らし、音質を向上させるというのが流行っているようです。
そこで、Tom家のDACもクロックの精度を高め、音質向上が出来るかをトライしてみようと思っています。

1.Tom家のDAC(DAコンバータ)
我が家のシステムのDACは、中華製のDACですが、ES9038Proチップを搭載したものです。

でも、2021年製ですので、今流行り10MHzの外部クロックの入力コネクタがありません。当然ですね。

2.DACの内部の確認
Tomのうっすらした記憶では、このDACのマスタークロックは、10MHzだったのでは?と思っていましたので、10MHzの高精度外部クロックを注入すれば、更に音質の向上が目指せるのでは?と思っていました。

1)DACの内部
これが、Tomの中華製DACです。FBのお友達のE川さんから教えて頂き、2021年にMARANZのNA8005を売り飛ばし、AliExpressで購入しました。
電源は、左右独立のトロイダルトランスを搭載し、DACはES9038Proチップを搭載しています。

2)OPアンプ
OPアンプは、購入後OPA627に変更しています。

3)マスタークロックの確認
それでは、いよいよマスタークロックを確認します。

10MHzだと嬉しいですね。

拡大してみると・・・・・・・・・あれ?10MHzではなく100MHzのTXCOでした。

3.100MHzのOXCOの外部クロックをゲット
ネットでいろいろ探したら、AliExpressにお手頃な価格で100MHzのOXCOの外部クロックがありましたので、ゲットしてみました。

TXCOは、温度補償のクロックですが、OXCOはクロックをオーブンで一定の温度にすることにすることで、温度による変化を減らし、ジターを低減するクロックです。

4.発振器の波形を確認する
それでは、オシロで発振器の波形を確認します。

200mVP-Pのサイン波形ですね。

周波数は99.9973MHzです。
ただ、波形は少しだけブレがあります。

この状態で、温度が安定するまでこのままにしたいと思います。

一時間後、もう一度波形と周波数を確認しました。

周波数は99.9973MHzで安定していますね。しかし、波形のブレに関しては、まだ少しあります。

この波形のブレは、非力な電源のせいなのか、それとも、デジタルオシロのサンプリングが限界なのか?
今後は、計測器の安定化電源などに接続して確認してみます。
ただ、デジタルオシロに関しては、手持ちオシロでは確認出来ませんので、もっとサンプリング周波数の高いもので確認したいと思います。