定年記念の出雲旅行 ーその4: 島根県 出雲大社周辺ー

こんばんは、Tomです。今日は昨日に引き続き一日中雨模様でした。北から冷たい空気が流れて太平洋側の湿った低気圧とけんかして、雨を降らしていますね。
さて、今日の話題も『定年記念の出雲旅行』で今回はその4でいよいよ今回の旅のメインイベントである出雲大社となります。
出雲大社の後は、古代出雲歴史博物館、稲佐の浜、出西窯、そして秘湯を堪能しました。

1.出雲大社
今回の旅のメインイベントとなる出雲大社に参りました。

入り口の鳥居に一礼をして、出雲大社の境内に入ります。

1)黒松の参道
黒松の参道の脇を通ります。これは黒松の根を守るためにわき道を作っているそうです。

2)右側にはムスビの御神像
ここには左右に大国主大神(おおくにぬしのみこと)の像があります。

右側には大国主大神が結びの神となる場面が表現されています。

3)左側には稲葉の白兎

そして左側は、大国主大神因幡のシロウサギを助けるという神話の名シーンが表現されています。

4)お清めをして、いざ拝殿へ
お清めをして、拝殿へ参ります。この拝殿は昭和34年に建てられたものだそうです。ほぼTomが生まれた年ですね。
拝殿のしめ縄は圧巻ですね。
出雲大社の仕方は他の場所と異なり、通常は2礼2拍1礼ですが、出雲大社は2礼4拍1礼です。

Tomは、出雲大社に参拝するのはこれで2度目になります。一度目は学生の頃ですので、なんと40年振りになります。
参拝した後は、いよいよ御本殿に参ります。

5)本殿
これが御本殿の前にある八足門です


当然ながら中には入れませんので、御本殿の周りを一周します。

本殿裏の白兎

本殿を一周しました。

6)最後に牛馬舎へ

最後は神馬と神牛の銅像がある牛馬舎へ。馬や牛は神様のお使いとされ触れるとご利益があるそうです。

2.島根県立古代出雲歴史博物館
出雲大社の後は、古代出雲歴史博物館で歴史を学びました。

1)出雲大社の本殿の復元模型

平安時代の本殿は、高さがなんと48mもあり、東大寺の大仏殿の高さよりも高かったそうです。
これが当時の出雲大社の本殿の1/10のサイズの復元模型です。

そしてそれを支える柱は、巨大が柱を3本組み合わせて一つにしているそうです。

2)銅鐸と剣

これは凄いです。

3.出雲蕎麦を頂く
出雲大社と古代出雲歴史博物館を堪能したら、なんと14:00になりました。
滑り込みセーフで出雲蕎麦の割子蕎麦を頂きました。

4.稲佐の浜
稲佐の浜は、因幡の白兎の舞台になった場所です。

5.出西窯
次は出西窯に移動しました。

ここの出西ブルーはとても素敵ですね。
お土産に、母とカミさんとTomのごはん茶碗を購入しました。

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6.秘湯 『湯村温泉』へ
最後は、娘が紹介してくれた秘湯 『湯村温泉』を尋ねました。
ここは、出雲大社の場所から小一時間ほど山に入ります。

なんとこの温泉の下にある川は温泉が噴き出ていて、川でも露天風呂が楽しめるとの事です。

温泉の中では、Tomの他には一人しかいないし、外風呂もあり、外風呂で川の流れる音を聴いたり、鳥の鳴き声を聞きながらゆったりとお風呂に入り、とてもまったりした時間を過ごしました。
お勧めは、陽が沈んでから夜にかけてが良いそうです。
さらに自然の中でお風呂に入っている雰囲気が楽しめるそうです。

これで今回の旅の観光は最後の日となります。
最後の日もお天気に恵まれ、とても充実した時間を過ごしました。
明日は、本当の最終日で出雲から仙台に戻る過程をレポートします。
お楽しみに!

定年記念の出雲旅行 ーその3: 島根県 安来、松江市周辺ー

こんばんは、Tomです。昨日から今朝にかけて200ミリの雨が降りました。お陰で今日は郡山の病院に行く予定でしたが、高速道路があちこちで通行止めになったり、あちこち冠水していて、通常1.5時間で到着するのですが、今日は3時間も掛かってしまいました。
さて、今日の記事も『定年記念の出雲旅行』の話で、今日はその3でいよいよ島根県に入ります。今回の目的の一つ、足立美術館に行きました。日本一の庭園、横山大観日本画、そして魯山人の陶器の鑑賞を堪能しました。その後は松江城を見学し温泉のホテルでまったりしました。

1.足立美術館
午前10時に足立美術館に到着しました。ウィークデーなので余り混んでいませんでしたし、幸い団体も少なかったです。

1)入り口から庭園が始まる
足立美術館と言えば、日本一の庭園が有名です。

入り口からすぐに庭園が始まります。

2)館内から庭園を鑑賞する
いよいよ館内に入ります。
館内に入ると、日本一の庭園が目の前に広がります。

庭園の後ろは山なのですが、山も含めて庭園になり、立体的な庭園に見えます。秋になると後ろの山は紅葉し、手前の松と後ろの山の紅葉がコントラストになるそうです。素晴らしい!

3)窓枠の中は自然の絵画
窓枠から見る庭園は、自然の絵画です。演出が素晴らしいです。

4)横山大観中心の日本画北大路魯山人の陶器を堪能する
庭園を堪能した後、いよいよ本来の絵画を楽しみます。

① 横山大観を中心とする日本画の数々を堪能堪能する
足立美術館の創設者の足立全康さんは、子供の頃から様々な仕事を行い、その時に横山大観の絵を見たそうです。それに感激し、いつか金儲けをして横山大観の絵を買ってやる!と心に誓い、精進したそうです。横山大観は仙台でも何度か鑑賞したことがありますが、他の日本画と比べるとやはり力強さが違いますね。
当然ながら写真は撮れませんので、記念に横山大観の色紙絵を購入してきました。

② 北大路魯山人の陶器も堪能する
続いて北大路魯山人の陶器も堪能しました。画家、陶芸家、書家、料理家、美食家など様々な顔を持つ芸術家です。

③ 近代画を堪能する
最後は新館に移り、近代日本画を堪能しました。近代日本画でも十分迫力があり、感動しました。

2.松江に移動し、ランチ
足立美術館の予定は午前中いっぱいでしたが、結果午後2時まで掛かりましたのでお腹ペコペコです。
そこで、松江城を見学する前に、松江城のすぐ近くのラーメン屋さんに行きました。

何とこの店は100名店の一つらしいです。

飛魚(あご)だし、白湯ラーメンを頂きました。

飛魚だしの白湯ラーメンは初めてでした。美味しかったです!

3.松江城を見学
ラーメンで遅い昼食を食べた後、いざ松江城へ!

1)天守へ到着

2)松江城の特徴
姫路城の特徴は、あの大きな城なのに通し柱であることですが、松江城の特徴は、包板で柱を板で補強する、且つ通し柱ではなく、途中から梁でいったん受けて、その梁にまた柱を立てるというエコな建築方法です。

そして地下には井戸と米と塩を保管する部分があることも特徴ですね。

3)松江城の頂上
松江城の最上階から松江市内を眺めます。

松江城は姫路城よりも小ぶりですが、全国で現存する12天守のうちの一つで国宝です。唯一正当天守と言われています。

4.興雲閣
松江城のすぐ近くに興雲閣という明治の建物がありました。

ここはまるで函館みたいです。

これで松江城を離れ、宿泊先の玉造温泉へ。

5.玉造温泉で夕ご飯
この旅で一泊だけ温泉のホテルで贅沢をしました。
このホテルは、おもてなしの心が一杯でした。とても良かったです。



明日はいよいよ今回の旅行のメインイベント出雲大社へ参ります。
お楽しみに!

定年記念の出雲旅行 ーその2: 倉敷、岡山編ー

こんばんは、Tomです。昨日から一転、今日は朝から一日中雨でとても寒く、最高気温はなんと14℃。また冬に戻った感じです。宮城は明日の朝まで大雨が降るようです。
さて、今日の記事も昨日から引き続き『定年記念の出雲旅行』の話です。今日はその2で、倉敷、岡山編をお送りします。
午前中は、倉敷の美観地区、午後は岡山市です。残念ながら岡山城は改修工事の為、見学することが出来ませんでしたが、その結果『鬼ノ城』という思いがけない山城を見ることが出来ました。

1.倉敷の美観地区
一日目の宿泊は倉敷の美観地区のすぐ目の前のホテルでした。そこで、午前9時から美観地区を見学。
まずは、美観地区の通りを歩きました。

2.観光船から風情ある美観地区を観る
次に、観光の小舟に乗り美観地区を運河の中から楽しみます。

1)朝一番の乗船券を購入
大正時代の建物の中にチケット売り場があり、ここで朝一番(9:30)の乗船券をゲット!

2)乗船迄、生きび団子を頂く
乗船まで、10分ほどあります。

まだ朝ごはんを食べていなかったので、お腹ペコペコ。そこで、向かいのお土産物屋さんで生きび団子を購入。
この生吉きび団子は、冷凍されていて、中には桃のクリームが入っています。雪見だいふくの様な感じのお菓子でとても美味しかったです。

3)いよいよ乗船
9時半になりいよいよ乗船です。いざ20分間の旅に出発!

船頭さんから説明を聞きながら、倉敷の街並みをゆっくりと眺めました。運河の中から見る倉敷の街並みも風情がありますね。

20分の船旅はとても楽しかったです。

4.いよいよ朝ごはん、途中面白い店を発見!
いよいよ朝ごはんです。朝ごはんは美観地区のカフェで頂きますが、そこに行く途中面白い店を発見!
倉敷はデニム発祥の町です。そこで、美観地区のデニムストリートを見たら、なんとデニムにちなんだ食べ物発見!

デニム肉まん、デニムバーガー、デニムソフト、デニムシェイクなど青い飲み物、食べ物が・・・ちょっと頂けない・・。

カフェでの朝食後のデザートは、岡山名産の桃とブドウのソフトクリームを頂きました。

5.朝食後は大原美術館で絵画を堪能
朝食後は、大原美術館の絵画を堪能しました。モネ、ピカソなど世界を代表する画家のコレクションが沢山あり、見ごたえありです!

6.お昼は倉敷名物ぶっかけうどんを堪能
お昼は地元の方からお聞きしたぶっかけうどんを頂きました。
今回は時間の関係上、四国に立ち寄ることが出来なかったのですが、倉敷にもしっかりと腰のあるうどんがありました。

7.午後は岡山城へ、ところが・・・・
午後は岡山市へ移動し、岡山城に到着!
ところが、岡山城はなんと改修工事の為、場内に入ることも出来ませんでした。

致し方なく、お堀の外からお城を眺め、いざ、鳥取の米子へ

8.『鬼の城』に立ち寄る
この日の予定は、岡山から鳥取の米子に行き一泊という内容でしたが、岡山城を見学できなかったので、その途中にある『鬼ノ城』へ立ち寄る事にしました。
ここは、もし時間があったら立ち寄る事にしていました。
これは7世紀のお城で、『桃太郎』の伝説となった山城です。
とても狭い山道を車で登り、民家も無くなったころ、『鬼ノ城』のビジターセンターが見えてきました。

1)まずはビジターセンターでお勉強
まずは、ビジターセンターで『鬼ノ城』に関して学びます。

2)実際の『鬼ノ城』へトレッキング
今度は、ビジターセンターから軽いトレッキングを行い、『鬼ノ城』を見学しました。

3)向かい側から『鬼ノ城』を見る
まずは、向かい側から『鬼ノ城』を眺めます。

山のてっぺんに大きな山城が。(実際は門ですが)

4)『鬼ノ城』を間近に見る
今度は、実際に鬼ノ城に行き間近で眺めます。

壁は、数センチずつの厚さで、人海戦術で杵を突いて、固めたそうです。

7世紀にこんな山城があったとは驚きですね。

ここから、瀬戸内海を見ることが出来ます。

ここから敵を見張ったのでしょうね。

9.米子の前に大山(だいせん
高速で米子に着く直前、右手に大山を発見!
そこで、SAで大山の写真を撮りました。

10.夕食は境港の新鮮な海鮮を堪能
18:00に米子のルートイン米子に到着!
夕食は米子駅前の海鮮居酒屋で境港の新鮮な海鮮を頂きました。

この店はとても面白くて、ビールなどの飲み物は、店員さんが運んでくれますが、お料理はなんとロボットが運んできてくれます。

お料理を受け取った後、頭をなでてあげると、帰って行きます。

そんなこんなで、やっと島根のすぐ近くまで来ました。
明日からはいよいよ島根をレポートします。
お楽しみに!

定年記念の出雲旅行 ーその1ー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、朝からずーっと天気が良かったです。しかし、その割には空気が冷たかったので、とても過ごしやすい一日でした。でも、明日は一日中雨です。
さて、Tomとカミさんは、先週の火曜日から昨日の土曜日迄岡山と島根に旅行してしてきました。一昨年の9月、定年した時に会社から旅行券を頂きました。ところがコロナ禍で1年半どこにも行けずにいました。しかし、9月迄に使用しなければならないため、今回急遽旅行に行くことになったのです。今日から5日間はその旅行の様子をレポートします。
今日の話は、初日で仙台⇒関空⇒姫路⇒倉敷の移動の様子をレポートします。ほとんどが移動の時間でしたが、途中姫路城に立ち寄りましたので、そこをメインでレポートしますね。

1.仙台空港を出発!いざ関空へ!
5月31日、午前9:30にピーチで仙台を出発しました。

上空はとても雲が厚く、高度1万メートルになってやっと青空が見えました。なので、なんも見えず約1時間半で関空に到着!
大阪はとても天気が良かったです!

2.関空から高速で姫路へ
関空でレンタカーを借り、12:30。これからいざ最初の目的地の姫路城へ。

1)途中『加西SA』で昼食
関空から湾岸線に乗り、その後、環状線で道頓堀、梅田など大阪中部を駆け巡りながら、宝塚線と平行に走りました。
Tomは28歳の頃、大阪の豊中に半年間転勤していた時があったので、とても懐かしかったです。
大阪を抜け、兵庫県の加西SAに到着。

14:00にやっと遅い昼食でした。
Tomは、カツカレーラーメンという今まで食べたことが無いラーメンを注文!

ちょっと物足りなかったので、カミさんと明石焼きを半分ずつ食べました。

2)午後3時に姫路城に到着
そして、午後3時に姫路城に到着しました。

3.いざ天守へ!
それでは、1日目のメインイベントである姫路城を見学しました。それをレポートします。

1)入り口から場内へ
さあ、場内へ入りましょう。

お堀もスケールがデカいですね。

門をくぐり場内へ入りました。
姫路城はさすがに大きくて迫力がありますね。それに加え、改修工事を終えたので、さらに白くなり、まさに『白鷺城』ですね。

2)いざ天守へ!
それでは、三の丸から天守を目指します。

難攻不落と言われる姫路城は、様々な仕掛けがあります。

これは城壁に丸、三角、四角の穴があり、そこから弓矢や鉄砲で敵を狙います。

石落としの仕掛け

城壁を登ってくる敵には、上から石を落とす仕掛けがあります。

そのた、低い門や入り組んだ道などで敵を遮る仕掛けがありました。凄いお城です。

これでやっと天守に到着。

4.天守に入場
姫路城はとても大きく、地下と6階で合計7階の高さがあります。

1)1階

2)2階

3)3階

4)4階

5)5階

6)6階
ついに最上階に到着!
風が気持ちいい~!

凄い高さでしたし、すごく大きなお城でした。

4.姫路城のその他
姫路城のその他の話です。

1)坂東更屋敷
これが坂東更屋敷のお菊の井戸です。

2)大名行列
場内には資料館があり、大名行列の展示がありました。

当時大名行列は、1億7千万円もかかったそうです。

そして行列のアルバイトは背の高い人が金額が高かった。

3)鯱(しゃちほこ)の歴史
鯱は、何年か毎に新しくなっています。代々の鯱が展示してありました。

これで姫路城のレポートは終わりです。姫路城は、本当に見ごたえがあるお城でしたし、立ち寄って良かったです。

5.倉敷の前に『吉備SA』で休憩
倉敷に到着する前に直前の『吉備SA』へ立ち寄りました。

岡山と言えば吉備団子ですね。

6.夕方6時に倉敷のホテルに到着
夕方、倉敷のホテル、ドーミーイン倉敷に到着しました。
ドーミーインは倉敷美観地区のすぐ近くにあるビジネスホテルなのですが、とてもサービスが良いホテルでした。

① 桃のジュース(岡山は桃が有名)
② 温泉の後のアイス
③ 夜泣き蕎麦
④ 朝風呂の後のヤクルト

それだけでなく、最上階は温泉の大浴場と露天風呂迄ありました。
向かい側には美味しい食事処があり、岡山の美味しい海鮮を頂きました。



これで旅行一日目のレポートは終了です。
明日は、倉敷と岡山の旅をレポートします。
お楽しみに!

頂いたLINNの機器の復活!ープリアンプLK-1の復活ーその4ー

こんばんは、Tomです。昨日と打って変わって、今日の宮城県は朝から晴天です。最高気温は22℃ととても過ごしやすい天気でした。これくらいが丁度良いですね。
さて、今日の記事は昨日に引き続き『頂いたLINNの機器の復活!ープリアンプLK-1の復活』の話です。昨日の記事では、スイッチング電源の故障したICを交換しました。でも、このICが吹っ飛ぶぐらい迄自ら壊れるはずがないので、他の部品を確認していたら、なんとスイッチングトランスの下のファストリカバリーダイオードが焼けていました。これは、先日修理したLINNのKAIRNのスイッチング電源の故障と一緒です。そこで、今回はスイッチングトランスを取り外し、ファストリカバリーダイオードのチェックを行います。

1.スイッチングトランスを取り外す
1)取り外すスイッチングトランス
これが、今回取り外すスイッチングトランスです。

2)スイッチングトランスを取り外す
先日から使用し始めたはんだ吸い取り器でスイッチングトランスを取り外します。このはんだ吸い取り器は、10年くらい前に会社の先輩から頂いたものですが、このような時にはとても便利ですね。

最近はんだ吸い取りのコツが判ってきました。写真では基板を下にして吸い取っていますが、実際は基板を上にして吸い取ると、吸い取りやすい様です。また、吸い取るときに部品のリードをぐりぐりと回転すると、スルーホールとリードの間の半田が綺麗に吸い取れます。

ほらね、スイッチングトランスが綺麗に取り外せました。

2.ファストリカバリーダイオードの確認
これが、スイッチングトランスの下に隠れていたファストリカバリーダイオード達です。

1)目視での確認
まずは目視での確認です。ファストリカバリーダイオードのブリッジが左右にありますが、右側の塊が焼損していますね。

① 右側のブリッジ回路

② 左側のブリッジ回路
左側のブリッジ回路は、大丈夫の様な気がします。

2)テスターでの確認
ダイオードが雇用する時は殆どがショートするので、テスターでショート箇所を見てみます。

① 右側のブリッジ

右側のブリッジは、ほぼ全滅です。

② 左側のブリッジ
左側のブリッジは問題なさそうです。

3)ダイオードを取り出し個体で確認する
最後に故障したと思われる右側の4つのファストリカバリーダイオードを取り出し、テスターで確認します。

部品だけでなく、パターンまで焦げていました。おそらくダイオードが故障した結果、20Ωくらいの抵抗になり、レアショート状態のまま熱を持ち、基板を焼いてしまったものと思われます。

部品単体でチェックします。

確認結果、やはりもうダイオードではなくなり、20オームの抵抗になっていました。

3.周辺の部品を再確認する
なんだか、被害は大きい様ですね。
ダイオードが焼損してレアショートしているので、他の部品にも影響がありそうです。
もう一度ダイオード周辺の回路の部品を目視してみました。



すると、一番大きな電解コンデンサのすぐ前にあるチップ抵抗達が、軒並み焼けて定数が判らない状態になっているではありませんか!

これは困りました。この電源はIKEMIの電源の様ですが、この回路図が有りません。この抵抗の定数が判らない限り修復は難しくなってきました。
どうやって乗り切るか?これはちょっとした山ですね。

頂いたLINNの機器の復活!ープリアンプLK-1の復活ーその3ー

こんばんは、Tomです。今日も昨日に引き続き、宮城県の天気はとても不安定で午前中は、突然の雷雨で、隣町は停電もしたようです。でも午後は晴れ上がりましたが、その後、また雨が・・・・。野菜には恵みの雨ですが・・・・。
さて、今日の話題は、5月から実施していた『頂いたLINNの機器の復活!ープリアンプLK-1の復活』の記事で今回はその3となります。
今回は、電源をコントロールするICが、注文してから1か月半でやっと到着したので、そのICを交換します。

1.やっと届いたスイッチング電源コントロールIC
これが約1か月半ぶりに届いた、スイッチング電源のコントロールICです。TomはこのICをまだ使用したことが有りません。

2.故障したICを取り除く
1)故障したICを取り除く
まず、故障したICを取り除きます。FLATパッケージのICを取り外すのは、結構大変ですので、Tomの手法は、ICの足をニッパーで切断してから半田で固定されている足を取り除きます。

これでICを取り除くことが出来ました。

2)残った足をはんだ吸い取り器で取り除く
基板上に残った足は、はんだごてとはんだ吸い取り器で取り除きます。

これで、基板のパターンは綺麗になりました。

2.新しいICをはんだ付けする
次に新しいICをはんだ付けします。

1)こて先を交換する。
今回はさすがに表面実装のICなので、先日購入しておいた、チップ部品用のこて先に交換します。

2)仮止め
まずは4隅のICの足をはんだ付けし、位置決めを行います。

3)本止め
位置が決まったら、他の足もはんだ付けします。

これで、新しいICのはんだ付けが終わりました。

4)導通とショートチェック
無事はんだ付けが終了しましたが、本当にパターンと接続しているのか?ショートしていないかをテスターで確認します。

マイクロスコープでも確認します。

これで、スイッチング電源のコントロールICを新しくすることが出来ました。

3.動作確認の準備を行う
コントロールICが新しくなったので、動作確認の為の準備を行います。
これは前回KAIRNのスイッチング電源の修理の時に使用した、スイッチ付きの電源ハーネスです。

これを基板にはんだ付けし、基板上の電源スイッチのコネクタをショートします。

これで、動作確認の準備が完了しました。

4.動作確認の前に、他の部品に異常がないかを確認する
いよいよ動作を確認しますが、Tomとしては、スイッチング電源のコントロールICのケーシングが吹っ飛ぶくらいの破損だと、別の場所に原因があると思っていました。そこで、スイッチング電源の部品を一点ずつ目視で確認します。
この目視での確認は市場に重要なんです。
すると、スイッチングトランスの下にある、ファストリカバリーダイオードが焼損しているではありませんか?



これでは、このまま電源を入れたらまたICが吹っ飛びますので、動作確認は中止し、次回はトランスを取り出し、ファストリカバリーダイオードを確認、交換する方向で計画を変更しました。
次回は、スイッチングトランスを取り外し、部品を確認します。
お楽しみに!

UEKI Laboの電源分離USBケーブルをモニターしてみた。

こんばんは、Tomです。今日の宮城県の天気は、午前中腫れましたが、お昼ごろから天気が急変し、大雨警報が出るほどの天気となりました。一部では約1.5cmほどの雹(ひょう)が降るなど、大変な天気となったようです。
さて、今日の話は、オーディオライフで、PCオーディオを行う為のUSBケーブルの音を良くするために、FBのオーディオクラブで様々なケーブルを製作されている『UEKI Labo』の植木さんから電源分離型のUSBケーブルをお借りしてモニタしてみた話です。モニタしたケーブルは、プロ仕様ケーブルと、廉価版のケーブルの二本です。さて、USBケーブル一本でこれまでの音質に対し、どれだけの向上が見込まれるのでしょうか?楽しみです。

1.電源分離型USBケーブルの到着
FBの『UEKI Labo』の植木さんは、オーディオ機器の音質を向上させるために、様々なケーブルを製作されています。今回、PCオーディオに欠かせないUSBケーブルの電源分離ケーブルのモニターを募集されていましたので、Tomはモニターを希望したところ、モニタの対象にして頂きました。電源分離ケーブルのモニタは2種類あり、プロ仕様と廉価版があり、最初は廉価版をモニタします。

USBケーブルはDAC側から2本出ていて、PCと電源のUSBコネクタになっています。

2.電源分離せず、聴いてみる
まずは、電源を分離せず、USB信号と電源の両方をMacに接続してみます。

結果は、Tomがカテゴリー8のLANケーブルで製作したUSBケーブルとほぼ同じ様な音質でした。

3.電源を分離してみる
次に電源を分離してみます。

すると無駄なノイズが無くなったせいか、音の輪郭がしっかりとして、とてもクリアな音になりました。

これはかなりの音質向上です。
USBケーブルだけでこんなに良くなるなんて、素晴らしいです。

4.プロ仕様の電源分離USBケーブル
次は電源分離USBケーブルのプロ仕様のケーブルです。
こちらは線材の材質が異なり、かなり太くなています。そして、USBコネクタも高級なものになっていて、なんだか音質向上が期待出来そうですね。

5.プロ仕様のUSBケーブルの試聴結果
プロ仕様のケーブルに交換して試聴した結果、何という事でしょう?音の情報量の減衰が殆どなくなり、音がイキイキしてきました。

Tomの感想としては、下記の通りです。

① 音の情報の欠落が少なく、残響音がしっかりとしている。
② 中低音がしっかりと出る様になった。
③ 高音が全然うるさくなく柔らかになったが、高音が欠落している訳ではなく、質の高い高音が出ている。
④ 何時間でも聴いていられる自然な音になった。
⑤ 特にライブ盤を聴くと、アーティストが生き生きと演奏している雰囲気が伝わってくる。

これで、今までCD⇒アップサンプリング⇒DACMac⇒USBケーブル⇒DACの音と比較した時、PCからの音は、高音が少しうるさく全体が薄っぺらい感じがしていて、チャンデバのパラメトリックイコライザで補正していたのですが、その悩みが無くなりました。
その結果、Amazon Music HDの音がとても生き生きしてきました。
何度かTomの製作したケーブル、電源分離型の廉価版のケーブル、プロ仕様のケーブルを交換して試聴してみましたが、やっぱりプロ仕様の電源分離ケーブルにかないません。これは凄いです。Tomはこのケーブルが欲しくなりました。